【北京=福島香織】中国財政省は30日、2008年1月1日から12月31日までの1年間、小麦、トウモロコシ、コメ、大豆など穀物と穀物製品の8種類57品目に5〜25%の輸出関税を課すと発表した。 中国では食品を中心とした物価上昇傾向に歯止めがかからず、庶民の生活への圧迫が懸念されていた。今回の緊急措置で穀物の輸出を減らし、国内消費に回すことで、食品物価の安定を目指すねらいがある。ただ、この措置が中国の農産品最大輸入国である日本の食品物価や国際市況に少なからぬ影響を及ぼす可能性がありそうだ。 財政省ウェブサイトによると税率は麦類20%、麦類製粉25%、コメ、トウモロコシ、イネモミ、大豆は5%などとなっている。財政省は小麦やコメなどの輸出促進が目的の輸出還付税を20日から廃止したばかりだった。 中国では11月の消費者物価指数が前年同月比で6.9%上昇。食品価格は同18.2%と大幅に上昇。食品価格の
初上陸したレストランの格付け本「ミシュランガイド」東京版で高い評価を受けた“美食の国”日本。だが、病院や交通機関に比べて禁煙・分煙対策が最も遅れているのが飲食店だ。客離れや売り上げ減少を恐れて禁煙に踏み切れない飲食店が多いことから、日本禁煙学会は「まずはミシュランがお手本を示してほしい」と、室内完全禁煙を評価の基準にするよう求めている。(中曽根聖子) 受動喫煙の防止を定めた健康増進法施行から4年半。学校や病院、職場などで対策が進む一方、喫煙席の設置やランチタイム禁煙など何らかの措置を講じる飲食店はまだ少数派。平成20年度中の制定を目指して「公共的施設における禁煙条例(仮称)」の検討を開始した神奈川県の調査によると、受動喫煙対策を実施している飲食店は3割にすぎなかった。 全国の禁煙飲食店を紹介し、月間40万件に上る閲覧があるインターネットの人気グルメサイト「禁煙スタイル」は現在、8000店の
米テキサス州ダラス近郊に住む6歳の少女が、作文コンテストの応募作で「パパはイラクで死にました」とつづり、入賞した。ところが、国防総省の戦死公報に該当する米兵がいないことから主催者が確認したところ、懸賞だった人気アイドルのコンサートへの招待旅行ほしさに母子で悲話をでっちあげたことが分かった。AP通信が伝えた。 作文は、イラクに派遣された「ジョナサン・メンジバー軍曹」という名の父が4月17日に路肩爆弾で死亡したとの内容。しかし、同日の戦死公報にこの名はなく、架空の名前で悲話を作ったことが判明した。 ダラスのテレビ局KDFWの取材に対して、少女の母親は捏造(ねつぞう)を認めたうえで、「勝つためならなんだってやるわ」と言い放っている。主催者は懸賞の取り消しを検討しているという。(ワシントン 山本秀也)
25日、カイロ郊外ギザで、地下水の浸水により、発掘作業に影響が出ているピラミッドタウンの「西の町」(共同) 三大ピラミッドやスフィンクスで知られるエジプトの首都カイロ郊外ギザの古代遺跡群周辺で地下水位が年々上昇し、一部で地上に水があふれて遺跡が浸水、ピラミッド建設に当たった労働者や貴族らが暮らした街の遺跡「ピラミッドタウン」の発掘作業に深刻な影響が出ていることが30日までに分かった。同国考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長らが共同通信に明らかにした。 評議会の委託を受け、ギザで地質調査を行うカイロ大工学部のレダ・ダマク博士は「地下水はスフィンクスの真下でも約4メートルに迫っている」と説明。地下水には塩分なども含まれていることからスフィンクスが危険にさらされる恐れもあり、評議会は近く、地中に排水管を敷設するなどの対策に乗り出す方針。 評議会関係者によると、水は昨年夏ごろから地上にあふれ始めた
合宿中の女子生徒にわいせつな行為をしようと、高校の体育館に侵入したとして、千葉県警柏署は30日、建造物侵入の現行犯で、日本競輪選手会青森支部所属のA級競輪選手、三井呂之(ともゆき)容疑者(33)=秋田県大仙市花館杉本=を逮捕した。三井容疑者はかつて最上級のS級にも在籍したこともある。 調べによると、三井容疑者は30日午前1時55分ごろ、柏市船戸の市立柏高校体育館に無施錠の窓から侵入した。同校と県外の高校の女子バレーボール部員約40人が合同で合宿中で、「就寝中の女子生徒を狙い、わいせつ目的で侵入した」と供述している。 寝ていた生徒の1人が不審な男に気づき、別の部屋にいたバレー部監督らにメールで連絡。監督とコーチ計4人が体育館脇の通路で逃げようとした三井容疑者を取り押さえ、通報で駆けつけた署員に引き渡した。 三井容疑者は「昨年、女子生徒が合宿している様子を下見した」と供述し、憔悴(しょうすい)
航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)を民間共用化して平成21年度の開港を目指している茨城空港へのアクセスを確保しようと、茨城県などは、廃線となった鹿島鉄道の線路をバス専用道路として整備する方針を固めた。バスの運行は民間が行う。線路跡をバス専用道にする手法は鉄道会社が取り組んでいる例があるが、自治体が設置する「公設民営方式」は全国で初めて。 鹿島鉄道は大正13年に鹿島参宮鉄道として営業を開始。昭和4年に全線が開通し、茨城県中部の石岡市と鉾田市の27.2キロを結んでいた。しかし、百里基地への燃料輸送がトラックに切り替えられたことや乗客の減少で今年3月、83年の歴史に幕を閉じていた。 バス専用道として整備が検討されているのは、JR常磐線と接続していた旧石岡駅と茨城空港に近い旧常陸小川駅間を結ぶ7.35キロの区間。県や石岡市、小美玉市が踏切を交差点にして信号機を設置したり、バス停を作るほか、バスの
「自爆テロ犯の脅しに屈するために生きてきたのではない」ブット元首相寄稿――フィナンシャル・タイムズ 2007年12月29日(土)21:35 ブット元首相暗殺 ・パキスタン、瀬戸際に ひび割れた国はどう揺れる (フィナンシャル・タイムズ 2007年10月21日初出 翻訳gooニュース) ベナジル・ブット (訳注・本稿は12月27日に自爆テロで殺害されたパキスタンのベナジル・ブット元首相が10月、フィナンシャル・タイムズに寄稿したものです。寄稿の2日前には、帰国直後のブット氏をねらった自爆テロが南部カラチであり、多数の死傷者が出たばかりでした) パキスタンの過激主義者を倒すには、民主主義しかない。 私は自爆テロ犯の脅しに屈するために、これまで長いこと生きてきたのではない。パキスタンでは今、次の世代の国民の感じ方や考え方を誰がどう決めるかをめぐって、熾烈な戦いが繰り広げられて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く