パリ近郊で撮影されたハエ(2006年9月撮影)。(c)AFP/CHRISTIAN PUYGRENIER 【6月5日 AFP】長生きをしたければバカであれ。ただし、あなたがハエであるならば――スイスのローザンヌ大学(University of Lausanne)が4日、このような研究結果を発表した。 同大の研究チームは、「ハエの知能発達と寿命には逆相関が認められた」と結論づけている。 チームは、スイス北西部のバーゼル(Basel)地方で採集されたハエを「自然のままに放置しておくグループ」と「パブロフの法則により知能を発達させるグループ」に分けた。パブロフの法則とは、においや味を特定の食べ物や経験に条件付ける方法だ。 30-40世代を経て、後者のハエは学習能力・記憶力ともに向上した。 その一方で、何も手を加えなかった前者のハエの平均寿命は80-85日と、後者の「かしこい」ハエよりも長生きするこ