4日付の中国紙、法制晩報によると、北京と広東省広州の鉄道警察が連携し、偽の鉄道乗車券を作製、販売していた偽造グループの3人を逮捕した。グループが得た利益は100万元(約1500万円)に上るとみられている。 同紙によると、偽造グループは大人の半額である子ども用乗車券を購入。記載されている車両や座席の番号などの情報をもとに偽の大人用の乗車券を作製、北京と広州を頻繁に往復する商人らに売りさばき、本物の子ども用乗車券は列車の出発約10分前に駅で払い戻していた。 警察当局は、パソコンやプリンターなどを押収。パソコンには北京−広州間などの偽乗車券1万枚近くの情報が記録されていた。同グループの偽造技術は高く、専用機器を使ってようやく真贋(しんがん)の判別ができるという。(共同)