「ドームでセ・リーグ」残る壁 ハム側困惑「全く白紙」 札幌市の秋元克広市長が、プロ野球北海道日本ハムが2023年に本拠地を北広島市に移した後の札幌ドームの利活用を巡り、プロ野球セ・リーグの主催試合の誘致に意欲を示している。ドームの経営悪化を補うのが狙いだが、現時点では具体的な動きはなく、実現にはハードルもある。 「日本ハムの了承が前提となるが、セ・リーグの主催試合ができないか、これから交渉したい」。秋元市長は28日の定例記者会見で、市の第三セクター「札幌ドーム」(ドーム社)を中心に、各球団に意向を確認する考えを明らかにした。 04年に日本ハムが来る前も、ドームではプロ野球が年20試合ほど行われ、ドーム社は黒字だった。5年後に日本ハムが去れば、経営の悪化が懸念されるが、「毎年10試合前後でもプロ野球の試合があれば、減収分の穴埋め効果は大きい」(市幹部)との見方がある。 ただ、26日に日本ハム