SaaSに取り組むのは、もはやハードウェアベンダーやSIベンダーだけでなく、個人向けのサービスベンダーにまで広がるなど、IT産業に構造変化をもたらしつつある。同時に、サービス化はソフトウェアだけでなく、プラットフォームまでにも及んでいる。 企業向けITベンダーの視点からSaaSというテーマを考える上で、インターネットサービス事業者は非常に重要な存在である。特に興味深いものとして、グーグルそしてアマゾンの動きがある。 エンタープライズサーチでグーグルと グーグルは以前から企業向けにエンタープライズサーチを提供している。それとは別に、このほどメールやメッセンジャー、カレンダー、ウェブサイト制作管理ツールを統合し、企業向けに提供するサービスを無償で開始した。主に中小企業向けと位置付けているという意味では、オラクル、SAP、マイクロソフトといった、一連の企業と視点は同じ(1月17日の記事参照)だが
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