ネット上に散らばっている情報や,アプリケーション,コンピュータ・リソースを手軽に利用できるようにする「クラウド・コンピューティング」は,ひとまずコンシューマ分野で成功を収めた。このうねりはエンタープライズ分野にも広がっていくと予測されている。 米国の調査会社Gartnerが先ごろ発表したレポートが大きな話題になっている。同社の分析によれば,世界における企業のIT投資額は今後,世界経済の成長速度よりも速いペースで増えていくという。IT市場は今後も好調に成長し続ける。米国に端を発した景気減速は世界全体のIT市場の低迷にはつながらず,2008年の市場規模は前年比8%増の3兆4000億ドル超になると分析している。 この調査が議論を呼んだのは,同社アナリストのJim Tully氏が次のように述べたからだ。「企業は今後自社で持つハードウエア/ソフトウエア資産を減らしていき,使用量に応じて料金を支払うク
米Sun Microsystemsは米国時間2008年4月23日,通常のソフトウエアをオンデマンド・サービス化できるホスティング・サービス「Solaris On Demand」を発表した。独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)向けに販売していく。 Sunがハードウエア/ソフトウエアとホスティング・サービスを用意し,ソフトウエア製品をSaaS(Software as a Service)型サービスとして展開できる環境を整える。サービス運営に必要な管理/バックアップ・サービスも用意する。これにより,ISVがパソコン/サーバー上で動く既存の自社製ソフトウエアを,オンライン・サービスとして提供できるようにする。 Sunはサービス稼働率99.5%を保証している。また90日間の試用期間を設けており,ISVはこの期間中に試験運用できる。 同サービスを提供するにあたり,Sunは米NaviSite,米AT&
マーク・アンドリーセン氏は、世界で最初に普及したWebブラウザ「Mosaic」の開発者として有名だが、同氏はNetscape、LoudcloudおよびNingの共同創業者でもある。同氏の新たなベンチャー事業であるNingは、ソーシャルネットワーキングサイト用のプラットフォームを提供している。 セールスフォースのマーク・ベニオフCEOは、アンドリーセン氏について「人々が今日、メインストリームとして利用しているコア技術を実質的に発明した人である」と評する。 ベニオフ氏は「SaaS」(Software as a Service)ムーブメント創出の立て役者として知られ、アンドリーセン氏が生み出したとするこれらのコア技術上でアプリケーションを提供している。ベニオフ氏は現在、クラウドコンピューティングの推進者の1人として、これらのコア技術を「PaaS」(Platform as a Service:サー
Salesforceのベニオフ氏とNingのアンドリーセン氏が、Platform as a Service、そして「クラウド」内での開発の将来について語った。 マーク・アンドリーセン氏は、世界で最初に普及したWebブラウザ「Mosaic」の開発者として有名だが、同氏はNetscape、LoudcloudおよびNingの共同創業者でもある。同氏の新たなベンチャー事業であるNingは、ソーシャルネットワーキングサイト用のプラットフォームを提供している。 Salesforce.comのマーク・ベニオフCEOは、アンドリーセン氏について「人々が今日、メインストリームとして利用しているコア技術を実質的に発明した人である」と評する。 ベニオフ氏はSaaS(Software as a Service)ムーブメント創出の立て役者として知られ、アンドリーセン氏が生み出したとするこれらのコア技術上でアプリケー
大胆予測! 2007年IT業界「さもありなん」の10大ニュース:アイティセレクト編集部が占う「記者座談会」(1/2 ページ) IT需要が盛り上がった2006年。果たして2007年のIT業界にはどんなニュースが待ち受けているのか。アイティセレクト編集部が独断と偏見で大胆予測した「2007年“さもありなん”10大ニュース」。はてさて、どれだけ的中しますやら……。 2007年は業界再編の年に デスク 毎年、年末になるとメディアはどこも「今年の10大ニュース」を紹介しているが、アイティセレクト誌では毎度お騒がせの「覆面記者座談会」で創刊以来、あえて「新年の10大ニュース」を予測してきた。実際にそうなるかは別として、新年のIT業界を占う意味ではそれなりの役目を果たしてきたつもりだ。 座談会企画は2006年半ばで終了したけど、「独特の視点で予測する10大ニュースだけはぜひ続けてほしい」との読者のご要望
Humanoid robots are a bad ideaMultiple companies are now using robots that walk and talk like human beings. What could go wrong?
株式会社野村総合研究所(NRI)は8月8日、オープンソースおよびSaaS(Software as a Service)の市場動向に関するプレス向け説明会を開催。同社情報技術本部 技術調査室 主任研究員の城田真琴氏より説明が行われた。 企業でのオープンソースソフトウェア(OSS)の導入状況について城田氏は、「調達コストおよびライセンスなど所有コストの削減を目的に採用する傾向がある」と紹介。また、SaaS導入企業に関しては、「アプリケーションのアップグレードなどの保守費が料金に含まれる点がメリットと判断している」と、どちらもコスト削減効果を見込んで導入が進んでいるとした。 特にOSやWebサーバーなどの分野ではOSSはすでに成熟段階にあると城田氏は述べ、「今後はミドルウェアやアプリケーションサーバーにシフトしていく」とした。 OSSには、研究者などが片手間で開発している印象が強いが、「それは古
サンフランシスコ発--Intelがデュアルコア版Itaniumプロセッサ「Montecito」を発売した。これを受け、同プロセッサを搭載したサーバが続々と登場する。 Hewlett-Packard(HP)、Unisys、Silicon Graphics、富士通、NECの各社は、米国時間7月18日に行われたMontecitoの発売イベントで、新しいサーバの計画を明らかにした。大半のサーバは9月に登場する予定だ。 現在、Itaniumサーバ市場で圧倒的なシェアを誇っているのはHPだ。これには、HPがItaniumプロジェクトを立ち上げ、初期モデルをIntelと共同開発したという背景がある。しかし、IntelのDigital Enterprise GroupゼネラルマネージャーPat Gelsinger氏は今後について、市場におけるサーバメーカー各社のバランスはとれてくるだろうと期待する。 「今
ソフトウェアの新しいビジネス・モデルとしてSalesForce.comに代表されるSaaSは、IT.next();の一つの要素になるのでしょうか。 ソフトウェアのビジネスに長くかかわってきた私としても、この動きは大変興味深い動向として注目しています。アプリケーションサーバの登場時には、1CPU 500万円で販売していたものが、現在はオープン・ソースの拡大とも相まって、0円から手に入れることができます。大昔に呼んだ「ソフトウェア企業の競合戦略」という書籍でも、ソフトウェアのビジネスは、その成熟とともにメンテナンスまたはコンサルティングのサービス・ビジネスに変化することが Oracle, Siebel, SAPを例に挙げて説明されていました。オープン・ソースをベースとするビジネスを展開するJBOSS, Redhat 等のソフトウェア・ベンダーの多くは、当初からそのビジネスモデルをサービスの提供
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く