■ ランダムIPアドレスの発生源を特定 前回の日記で、「Winnyネットワークに対して、ランダムなIPアドレスをソースノードとした偽キーの散布が、目的不明ながら、何者かによって断続的に実施されている」と書いた件、ランダムIPアドレスキーの発生源を特定した。 クローラ「WinnyWalker」の接続履歴から、接続時の未発見ノード検出率が98%を超えるノードについて、ブラウザ「Nyzilla」でひとつひとつ接続して閲覧してみたところ、1つだけ異常な振る舞いをするノードが見つかった。 図1のように、そのノードに接続すると、次々とキーが送られてきて、(送られてきたキーに書かれたソースアドレスから集計した)「他のノード」リストに表示されるノードの数は、見る見るうちに増えて、17分ほどの間に11万個にも達した。通常のWinnyではこの数はあり得ない。リストに並ぶIPアドレスのほとんどが逆引きできないも