ときめき運ぶよ有終トレイン 国鉄色復活2008年10月6日3時6分印刷ソーシャルブックマーク 湘南色に塗り替えられた「しなの鉄道」の列車=長野県小諸市東北で走る修学旅行色の列車=JR東日本提供開業時の色に塗り戻された0系新幹線=JR西日本提供 旧国鉄時代から走り続ける引退間近の列車を、かつての車体色に塗り直す「リバイバル塗装」が人気だ。1987年の民営化から20年余り。列車にとっては、最後の「花道」でもある。 9月下旬の休日、JR長野駅にオレンジと緑色の169系快速が停車すると、鉄道ファンらがカメラのシャッターを切った。川崎市の会社員中込晃治さん(48)は懐かしそうに車体に触れ、「中学生の頃、よくこの色の車両に乗っていましたから」と話した。 国鉄の旅客列車はもともと茶系の単一色がほとんどだったが、戦後復興に希望を与えようと50年に採り入れたのがこのオレンジと緑色だった。神奈川県の湘南地方を