Tweet 2011.3月。 10日ほどの間ですが、サンフランシスコに滞在し、いわゆるシリコンバレーと言われる一帯を訪問してきた。 多くのスタートアップの企業、世界を変えたベンチャー企業で働く方と直接会い、話すことは、インターネットのブラウザからはなしえない、貴重な経験だった。本当に一部ですが、印象に残ったことを書き残していきたいと思う。 前置き:ありふれた理由 ネットでよく聞く、シリコンバレーのすごさを身を持って感じたい。というありふれすぎた理由がきっかけで、半年前にカンファレンスに参加する申し込みだけしました。エンジニアとしてインターンもしていたため、サービス開発や向こうで働くことにも興味をもち、 Q1:なぜSVから面白いサービス、世界を変えるサービスが誕生するのか?何が日本と違うのか? Q2:どうすれば、自分もそんなサービスを作りだせるのか?Q3:自分が働くとしたらどうなのか? この
マイネット・ジャパンを起業して4年半が経ちました。本当にたくさんの方々のおかげでようやく当初マイルストーンに置いていた「30人の黒字会社」というラインまでやってくることができました。ちなみにそのラインは私が起業を決めた時点のイーマーキュリー(現ミクシィ)をベンチマークしたものです。今はもう次の段階に向けて動き出しています。 まだ起業の第一段階から第二段階に進むくらいのところなので振り返っている場合ではないのですが、最近よく起業を志す方や起業したばかりの若い方とお話する機会があって、その際自分の経験を踏まえていつもお話する内容が3つあるので一度書きとめておこうと思います。 起業から30人の会社になるまでに守っておきたい3つのこと 1.共に「給料を払う側」に立つパートナーを持つこと 共に経営側に立って逃げ場のない戦場に立ってくれる同志を持つことです。←これは私の場合の表現で起業時のスタンスや覚
インターネット系ベンチャーがアメリカでエンジェル投資を受けるために重要なものの一つが「ファウンダーの中に技術者がいる」ということ。一番セクシーなのが、「3人全員MITのコンピュータサイエンス」みたいに、わらわらと優秀そうなエンジニアが始めたベンチャー。 一方、コードがかけない人はマックス一人、つまり、ゼロか1、というのが理想型でございます。 なぜか。 理由1:変更につぐ変更を重ねられるようにする 最近 lean startup なる考え方がはやってますが、これはどういうことかというと、 トライする回数 × 成功率 = 成功 という式で、成功率の方をあげることは不可能なので、トライする回数を圧倒的に増やすのが成功の鍵だ、という発想なり。 サービスを作って、世に出して、使ってもらって、ユーザのフィードバックをもとに改善、改善などという生易しいものではだめそうだったら一度アイデアをスクラップして
Paul Graham / 青木靖 訳 2007年8月 (以下は私がY Combinatorで夏シーズン最後のディナーのときに行ったトークだ。いつもは最後のディナーでトークなんかやってなくて、どちらかといえばパーティに近いのだが、しかしいくつかのスタートアップを避けられる死から救えるのであれば、雰囲気を壊してもやる価値はあると思ったのだ。それで土壇場になって、このちょっと辛気臭いトークを書きあげた。これは別にエッセイのつもりで書いたものではない。ディナーまでに2時間しかなく、書いているときが一番早く考えられるので書き出したというまでだ。) 2、3日前、私はある記者に、投資した会社の1/3くらいが成功することを期待していると話した。実際にはこれは控え目に言ったものだ。私は半分くらいは成功できるのではないかと思っている。50%の成功率を達成できたら、ちょっとすごいと思わない? 言い方を変えると
今回は、完全に人様のブログから。(あまりにも驚いたので。) 少々長いが、引用させていただきます。 初期の無名のGoogleがどうやって世界中の天才を集めたか まだ全く無名だったGoogleが世界中からアルゴリズムの天才たちをどうやって集めたか、という話だ。 Woojaeは1999年頃、イギリスのケンブリッジ大学の博士課程に留学しており、研究のため物理の研究室にいた。 その時、同じ研究室に、15歳でインドからハーバード大学に留学し、飛び級して7年で博士号まで取得し、22歳にしてケンブリッジ大でポスドクをやっていた天才がいたと言う。 大学では、金属の表面にショックを与えたときに起こる振動を、数値的に計算するアルゴリズムを開発していた。 その彼が、ある日突然、「アメリカの企業に呼ばれて、そこに就職することにした」と言い出す。 「何て会社?」と聞くと、「Googleという会社だ」という。 Goog
今回は残念なお知らせがあります。 5月末をもって、LingrとRejawの両サービスをシャットダウンすることになりました。いずれのサービスも、すでに新規サインアップは受付停止済み、5月15日までユーザデータのダウンロード依頼を受け付け、5月16日からは新規発言ができなくなり、5月末の完全停止までの間にデータをダウンロードしていただく段取りになります。 今まで支えてくださったユーザの皆さんには、このような結末になってしまい本当に申し訳なく思っています。シャットダウンという最終決定を下すまでには多少の猶予をいただき、営業譲渡などでサービスを存続させる方法も模索していたのですが、受け入れ先を見つけることができませんでした。 2005年の夏にインフォテリアの100%子会社として操業を開始した米国法人のインフォテリアUSAですが、こちらもサービスの終了を見届けた後、6月中に解散・撤収することとなりま
自分の学習したい言語で日記を書いてネイティブに添削をしてもらい、自分も他の海外ユーザーが日本語で書いた日記を添削するという相互添削システムのSNSでLang-8というサービスがある。先日の勉強会でlang-8のCTOの方と知り合いになることができ、遊びにおいでと言われたので、お言葉に甘えて遊びにいってきた。オフィス内の写真を撮ったつもりだったのだが、デジカメが古かったせいか、何故かデータが残っていなかったので写真は無い。 駅から少し歩いた京都らしい町並みの中にあるインキュベータの中にlang-8のオフィスはある。オフィスの中に入ると二人が作業をしていて、そのうちの一人が優しく出迎えてくれた。lang-8の社員は現在二人で、少数精鋭でやっているようだ。椅子に座るや否や、lang-8に関する様々なデータをみせてくれた。2008年の9月頃から一気にユーザーが増えていっている様子や、東南アジアのユ
先日参加させていただいたパネルディスカッションで、コア技術とウェブサービス、みたいな分け方をされている方がいて、個人的にはその分け方にはかなり違和感を感じたのだけど、あまり深く言及もできなかったのでブログにちょろっと書いてみます。 何とかホスティングとか何とかエンジンとかがコア技術で、一般ユーザー向けのウェブサービスがコア技術ではないという分け方なら、それは違うんじゃないかなぁと思ってます。単に法人向けと一般ユーザー向けというビジネスモデルとしての分け方なら分かりますが。 例えば HeartRails Capture や kwout。これらのサービスは、ハートレイルズが独自に開発したカスタムブラウザを内部で (理論上は) いくつでも並列に起動できるようにして、スクリーンショットを撮ったり (サーバーサイドで) JavaScript を走らせたりしてるわけですが、ウチみたいな小さな会社が月間
ファーストキャリアは非常に大事だ。 そこで体験した事や身に着けた事はその後のキャリアに 大きく影響してくる。 大企業からキャリアをスタートさせる事と ベンチャー企業からキャリアをスタートさせる事について、 色々と最近思うところがあって、書く。 これは、中途採用も同じだけれど、社会人からすると 新卒候補である大学生は、非常に御しやすい存在だ。 よって、何らかの形で本質的な注意点を伝えたいという事で 新卒でベンチャー企業に入社する際、注意すべき点について、 エントリした。 考えている以上にキャリア的なリスクが高い事 フェアネスさを確認する事 人事の言う事は話半分に聞く事 若い人が多いから、チャンスが多いと思わない事 経営陣を見極める事 ストックオプションにだまされない事 新規事業提案制度にだまされない事 内定をもらっても万が一に備える事 Webの先端を走りたいエンジニアやデザイナーにはおすすめ
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