人型ロボット「Pepper」が8月6日、「世界初」というロボットによる決算発表に挑戦した。ソフトバンクグループが同日開いた決算説明会で、Pepperは約10分間にわたり業績を説明。よどみなく解説し、無事に大役を果たした。同社決算を孫正義社長以外が発表したのは創業以来初めてという。 「孫社長から無茶ブリされちゃったPepperです。とても緊張しています。前代未聞の、ロボットによる決算発表をはじめたいと思います。まず、連結の業績です。ご覧のように全体的に順調に成長しています」――Pepperは孫社長から会場に呼び込まれ、こんな風に説明を始めた。 同社4~6月期の連結業績(IFRS)は、売上高が9.8%増の2兆1390億円、営業利益が7.6%増の3435億円。国内通信事業の物販売上増加や、為替の影響で傘下の米Sprintの円建て売り上げが向上したことなどで成長した。最終利益は175.1%増の21