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ブックマーク / somethingorange.net (17)

  • くたばれネット評論家。 - Something Orange

    藤子不二雄の名作『エスパー魔美』に、芸術と批評の関係を扱った「くたばれ評論家」という有名なエピソードがある。 主人公、魔美の父親は画家なのだが、あるとき、某評論家から手ひどい批判を受け、怒る。その姿を目にした魔美は超能力を使ってその評論家にいたずらするのだが、父は喜ぶかと思いきや、諄々と魔美を諭すのだった。 「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ。どんなにこきおろされても、さまたげることはできないんだ。それがいやなら、だれにもみせないことだ」 魔美が、でも、さっきは怒っていた癖に、というと、父はこう答える。 「剣鋭介に批評の権利があれば、ぼくにだっておこる権利がある!! あいつはけなした! ぼくはおこった! それでこの一件はおしまい!!」 芸術家の矜持を見事に描き出した名エピソードである。であるのだが、もしかしたら既に通用しなくなっている考え方かもしれない、とも

    くたばれネット評論家。 - Something Orange
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    junkMA 2009/06/16
  • 「脱オタ」が無意味になる時代は来るか? - Something Orange

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    「脱オタ」が無意味になる時代は来るか? - Something Orange
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    junkMA 2008/12/26
    (コミュニケーションの範疇で)「充」であるならば「脱」はそもそも必要にならないはずじゃ……?
  • 漫画でセンス競争はしたくない。 - Something Orange

    「聖☆おにいさん」が面白くない、と言うつもりは全くないし、実際にモーニングツーが家にあったら飛ばさず読んでくすっと笑うが、それでもやはり「『聖☆おにいさん』って面白いよね」とは言いたくないのだった。「聖☆おにいさん」が嫌いだというわけではなく、だから作者にもマンガにも罪はないが、「聖☆おにいさん」をとりまく空気が嫌いだ。それは「聖☆おにいさん」がものすごく売れているっていう事実とか、「聖☆おにいさん」を好きだって言いそうな人の顔とか、そういうのを全てひっくるめて「『聖☆おにいさん』が面白いマンガとされている空気」がものすごく嫌だ。 「「聖☆おにいさん」を面白いって言いたくない相沢が選ぶマンガアワード2008」 聖☆おにいさん(1) (モーニング KC) 作者: 中村光出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/23メディア: コミック購入: 73人 クリック: 1,671回この商品

    漫画でセンス競争はしたくない。 - Something Orange
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    junkMA 2008/12/19
    今は政治性を意識しても別にかまわないと思うけど、後々煮詰まると思うよ:それこそコミュニティからあぶれたりなんかしたら、ね
  • キャラ萌えの旬は短い。 - Something Orange

    Cipher (第1巻) (白泉社文庫) 作者: 成田美名子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1997/03/01メディア: 文庫 クリック: 23回この商品を含むブログ (29件) を見る 再読。成田美名子往年の名作である。 序盤は、時々いれかわりながら登校している美形の双子、シヴァとサイファを巡る軽いラブコメディなのだが、中盤の衝撃的な展開を経て、後半はとことんシリアスに盛りあがっていく。 展開の鍵を握るのはアイデンティティの問題である。あまりにも似通った外見のためだれにも区別することが出来ないシヴァとサイファは、それゆえにアイデンティティの不安を抱えている。かれらにとっては「自分が自分であること」は必ずしも自明ではないのだ。 物語は、この不器用な双子が、致命的なすれ違いを経て、それぞれの人間関係を築き上げ、最終的に和解するところまでを丹念に追っている。 その詩情といい、悲劇性、思索

    キャラ萌えの旬は短い。 - Something Orange
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    junkMA 2008/05/03
    一部では、エロマンガとそれ以外のマンガにおいて、ある種の逆転現象が起きている気がするんだけどもどうだろう。
  • 品切れゲームをニコニコで見ることはゆるされるか? - Something Orange

    http://www.nicovideo.jp/tag/SWANSONG?sort=f&order=a 瀬戸口廉也『SWANSONG』のプレイ動画がニコニコ動画にアップされている。 しかも、最初から最後まで投稿されている!むちゃくちゃ「凄い」エロゲなのだが、生産終了かつ品薄。オークションでも入手しようとしたらウン万円かかるという超入手困難なエロゲ。 見るなら今がチャンス? 「宣伝!」 ぼくもアップロードされていることは知っていた。 でも、やはりある作品を最初から最後までアップしてしまうことには問題があるわけで、取り上げることをためらっていたんだよね。 ただ、『SWAN SONG』には、 1.すでに正規販売ルートでは入手不可能。 2.中古はプレミア化して高価。 3.超名作。 という事情があるので、音をいうと、「これもありかな」と思わないでもない。 いま、Amazonとかヤフオクでこの作品を

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    junkMA 2008/02/02
    いかにして商売につなげるか、という問題だと考えて、商売以前の問題であれば、というラインに思える。
  • ケータイ小説を笑うまえに。 - Something Orange

    題に入るまえに、一篇の詩について話しておきたい。北村薫の『詩歌の待ち伏せ』に掲載されていた詩である。 詩歌の待ち伏せ 1 (文春文庫) 作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/02/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (20件) を見る 詩歌の待ち伏せ 2 (文春文庫) 作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る わずか3行。 れ ママ ここに カンガルーがいるよ 詩といっても、まだ字を知らない3歳の子供が口にした言葉を親が書きとめたものである。北村は、この「詩」を、雑誌『VOW』で目にしたらしい。 ご存知の方も多いと思う。投稿者が身の回りで見つけた奇妙なものを掲載しているだ。そのの、「詩人の血」と題するコーナーに、この詩は掲載されていた。 もともとは、読売新聞に掲載され

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    junkMA 2007/11/28
  • 初音ミクの魅力はオタクにしかわからないのか? - Something Orange

    初音ミクが気で『奇跡の海』を歌ったくれたようです。 ミクの気すげえええ! ネタとしておもしろいとか、「初音ミクでここまで聴かせるのはすごい」とかじゃなく、普通に音楽として楽しめるレベル。 ソフトリリースから2ヶ月足らずでここまで来てしまったのか。ver.1.0と比べてみると、明らかに進歩していることがわかる。 何も知らないひとに聴かせたら機械音声とは思わないんじゃないかな。そりゃ、不自然なところがないわけじゃないけれど、この進歩速度はすさまじい。 ちなみに、家坂真綾が歌う『奇跡の海』はこっち。 さすがに比較してみると坂真綾のほうがずっと巧いですね。当然? でも、1年後には当然じゃなくなっているかもよ? 例のTBSの「初音ミク」偏向報道問題では、「一般人にわかりやすく伝えるためには、仕方ない側面もある」という趣旨のことを書いているサイトもあった。 でも、ほんとにそうか? 初音ミクの

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    junkMA 2007/10/18
    テレビって、どうでもいいからこそ生き延びてるんだよね
  •  オタクたちの「卒業」しない生き方。 - Something Orange

    漫画家の安野モヨコが、「オタ嫁座談会」でこんなことをいっていた(当は名前のところはイラストが使われているのですが、そのまま移すわけにはいかないので、ぼくが補いました。)。 安野:あとオタクは「ひとつのものを好きになると、ずっと好き」っていう点では、あまり浮気の心配もないように思うのですが。 神村:そうかも! だって服だって着替えるの面倒くさいくらいだからね(笑) 安野:一度これでいいって思ったら…。 神村:ずっとそれでいいんだよね。他の女にエネルギー遣うくらいなら自分のやりたいことや趣味に費やしたほうが全然いいよ、っていう感じだよね。浮気したいんだけど我慢っていうんじゃなくて。 安野:カントク、ウルトラマンとかもずーっと好きだからなぁ…。私聞いたことあるんだけど、一度好きになると嫌いになったり飽きたりすることはないんだって。 ああ、この感覚はわかるなあ。 ぼくも、基的には、一度好きにな

  •  メディアミックスの良否は「わかってる度」が決める。 - Something Orange

    アニメ『ゼロの使い魔』の第2期「双月の騎士」は、どうやらいまひとつの評価に終わったよう。 この構成で行こうと考えたのは誰だ。あと、ルイズに“犬犬!”連呼させておけばツンデレだとでも思ってたんでしょうか?いろいろ勘違いにもほどがある。ちょっと、頭、冷やそうか。 ――「ゼロの使い魔?双月の騎士?」第12話 う、うーん。シーン単位ではかなり良いところもあったけど、全体のシリーズ構成がいまふたつくらい。もうちょっとなんとかならんかったんだろうか・・・ シリーズ屈指の燃え展開の7巻?8巻を最後に持ってきたのは良かったと思うんですが、明らかに尺が足りていなかったような。だって後半10分で別離→再会しちゃうんですよ? もともと1期でも原作と細かい展開が違ったため、2期もそのまま原作とは経過がかなり違ってました。ルイズの姉二人の出番増量なんかは悪くない変更だと思えましたが、筋がアレなのでちょっと残念。

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    junkMA 2007/09/27
    原作の“それっぽい”核を読み取れと。あくまで読者になじんでいる“それっぽい”核を。
  •  2行でわかるニコニコ動画利用時の鉄則。 - Something Orange

    まきがいさん(id:sikii_j)が、『キラリキラリ』という権利者削除された動画を肴に、ニコニコ動画の「暗黙のルール」について次のように語っている。 昨日取り上げたid:hajicさんの日記のコメント欄にて、『キラメキラリ』のフルバージョンについてのやりとりをしています。 以前権利者削除されたものを別人が無断アップしたもので、コメントでも言ってますがこないだのエントリで話題にしたパターンそのもの。しかし「二重に著作権違反」とか「かわいいのう。でも明日までには消しとけよ、ナムコさんへの仁義だ」とか「馬鹿が」とか、そんなコメントばっかですね。果てしなくわかりにくいローカルルールだけど、「著作権は無視しても権利者の動向は無視するな」ってのは少なくともアイマス界隈ではかなり浸透してるみたい。 「こないだのエントリ」とはここのこと。それに対してぼくが反応したエントリがここ。上記でまきがいさんが書い

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    junkMA 2007/09/20
    文化が目に付いてしまう場で継続するには、むしろそっちのほうが:で、不当だったら「大人気ない」とでも言うとか:不買運動なんてありえないし
  • Something Orange -  バカを相手だと思わないと、と唐沢俊一はいった。

    唐沢俊一さんが例の盗用事件にかんする報告をサイトにうpしていますね。 今回の原稿の当該部分の掲載については、山川惣治・著『サンナイン』のあらすじ紹介を記載する文章の参考として手元にコピーし、メモしておいた漫棚通信氏のサイトの文章を、原稿執筆時、当方のケアレスで、ほぼそのままの形のものをペーストしてしまい、あらすじ引用という当該部分の性質上、原稿チェック時にその文章の同一性につい意識が回らぬまま、結果的に引用の条件を満たさぬ形で掲載する形になってしまったものです。 なるほど。この期に及んで「ケアレスミス」で済ますつもりですか。もとの文章を細かく改変して掲載しておいて、「ほぼそのままの形のものをペースト」してしまったも何もないかと。 文章全体を読むと、あいて側の主張をおとしめようとする意図が明らかで、非常に印象が悪いと思います*1。せめて「漫棚通信」にリンクくらい貼ればいいのにね。 今回の件で

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    junkMA 2007/08/03
  • Something Orange -  傷口に包帯を。

    少なくとも、今まさに自分は価値の無い人間だ、自分の人生は無意味で辛いものでしかないという自己嫌悪感と戦っている人間には、自分で自分を受け入れろという言葉は、ある種の「切り捨て」でしか無いと思う。とりあえず、kaienさんがどうやって自己嫌悪感から抜け出したか、その経緯を知りたいです。 ――「「不幸」と「幸福」と」 聞きたいですか? ま、べつに話してもいいんだけれど、長くて暗くて退屈な話だよ。それに、まったく、自分でもうんざりするくらいよくある話でもある。 ぼくはふだん、日記では自分語りはしない。だって、仕事で失敗して怒られただの、今日の夕飯はチキンカレーだっただの、そんなことを書いてもおもしろくないだろうから。 ぼくの日記はエンターテインメントである。読んだひとがおもしろいと思わないだろうことを書く気はない。 ただ、まあ、今回は特別に自分のことを書いてみることにしよう。たまにはいいだろうし

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    junkMA 2007/07/27
  •  どうか、あなた自身を許してあげて下さい。 - Something Orange

    昨日の記事に、こんなブクマコメントがのこされていた。 と言われても、そう簡単にポジティブにはなれない。なれないものはなれない。だから楽にもなれない。なれないものはなれない。 それはそうだろう。 ぼく自身、いろいろなことをくぐり抜けて、最近になってようやく「ダメな人生も悪くないな」と思えるようになった。 それまでは、ひとにどんなに励まされても、慰められても、無意味なきれい事としか思えなかった。自分の人生は無価値で、無意味で、辛く、苦しく、やりきれない代物に過ぎない、そうとしか思えなかった。 だから、ぼくの言葉がひとの想いを変えられないとしても、何も意外だとは思わない。 ひとがその何十年もの人生で経験した失敗と挫折、苦しみと悲しみの思い出は、他人の言葉などよりはるかに重く、そのひとを規定しているものである。ちょっとやそっとのことでは、人間は変わらないし、変われないのだ。 ネットには、自分がいか

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    junkMA 2007/07/25
  •  全非モテ推奨ソフト - Something Orange

    『SWAN SONG』は、大地震によって崩壊した世界に生きのこった6人の若者たちを描いた作品である。 この物語のなかで、「裏主人公」とでもいうべき役割を果たすのが鍬形拓馬という青年だ。 いつも自信なさげで、おどおどとしていて、ゲームオタクで、片思いのあいてに告白することもできないかれは、典型的な「非モテ」そのもの。 ところが、かれはあらゆる倫理が崩壊したこの世界で、だれよりも非情にふる舞うことによって、指導者としてのし上がっていく。 そして、あるとき、暴漢たちに襲われているところを助けたことから、小池希美という少女と肉体関係に陥る。鍬形にしてみれば、愛とも感傷とも無縁の、ただの肉の交わりに過ぎないものだった。 しかし、かれは希美と交情しているさなか、彼女から「好きだ」といわれて戸惑うことになる。かれはだれかに好かれることに慣れていなかった。自分に愛される価値があるなどとは信じられなかった。

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    junkMA 2007/07/08
    底辺への肯定:底辺はいずこ
  • somethingorange.net

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    junkMA 2007/06/15
  • Something Orange - 死ぬ、死ぬ、っていう奴に限って、必ず自殺する。

    昨日、チャットをする片手間にNHKのドラマ『スロースタート』後編を観ていた。 ひきこもりニートの青年(そういえば、なぜか出てきたのは男性ばかりだった)の相手をする団体で働いている女性の話。 一応、フィクションという体裁ではあるが、原作は荒川龍『レンタルお姉さん』で、「ニュースタート」という団体の活動をもとにしているらしい。 まあ、いろいろと、長所もあれば短所もある作品であった。内容の問題点をあげつらうことはたやすい。 しかし、現状でどう対応するのが「正しい」のか、未だにだれにもわからない問題であることもたしかだろう。それにしては、健闘したほうなのではないかと思う。 ひとつ気になったのは、先週放送の前篇で、自分の部屋のなかで「ぼくがここで死んで行くんだ!」と叫んだ青年に対して、主人公が「そんなに簡単に死ねないわよ」と告げる場面。 そんなに簡単に死ねない? でも、現実に自殺しているではないか

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    junkMA 2007/02/06
    ただ、察すれれ
  • Something Orange[その他][教養] 萌えカルチャーと教養主義 その1

    きょう、ペトロニウスさんのサイトでこんな記事を見かけた。 いつも思うのだが、ネギま野関連のブログを読んでいると、いろいろなFFがしたいとか、「つよきす」とかマンガの話が出てくる。 が、なぜ、トルストイを読んだ!とか、プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神を読んだ!とか(どちらも作中に出てくる)とか言う意見も、読んで見たいな、という意見がまったくない。せめて児童書の名作『トムは真夜中の庭に』や、エヴァが好きだから、吸血鬼のことが知りたくてブラムストーカーやイシュトバーン王の伝説を調べるとかしてもいい。 (中略) 昨今のヲタクカルチャーや萌え文化には、オリジナリティー追求と古典への回帰意欲が弱すぎる。 オタク文化に見る教養主義の衰退、といった話題ですね。さて、これはなかなかむずかしい問題で、また語りはじめると長くなりそうだけれど、できるだけかんたんにふれてみることにしましょう。 まず、「

    Something Orange[その他][教養] 萌えカルチャーと教養主義 その1
    junkMA
    junkMA 2006/07/10
    1.メタカルチャーの発展と何か関係はあるのかな? 2.思考系カルチャーに対するめんどくさい感? 3.“原典”というレッテルは貼られていても、それそのものに対する自身の欲は無いんじゃないのかな……? 指輪物語とか。
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