慰安婦の話は、よい子のみなさんの教育上はよくないのですが、世の中には基本的なことを知らない人が(特に外人に)多いので確認しておきます。たとえば米国務省のサキ報道官は「性的な目的のために女性の人身売買に旧日本軍が関与した、嘆かわしく深刻な人権侵害だ」とのべそうですが、これはまちがいです。 人身売買というのは人間を奴隷のように売り渡すことですが、アメリカの黒人奴隷のように死ぬまで働かせるケースは日本では少なく、多くの場合は年季奉公です。これは親が売春の仲介業者(ぜげん)から金をもらって「年季が明けるまで娘を働かせてもよい」と約束するのです。 売春というのは、普通の女性は好んでやらない仕事なので、何らかの「強制」が必要です。たとえば40円で売られた娘は親の借金を負わされ、1年に4円の給料をかせいで借金を返すと、10年で年季が明けます。売春宿は彼女がその借金をぜんぶ返すまで拘束します。 売春婦は「