Hotwireの登場により、テキストベースのシェルと近代的なGUIは互いに交わることのない2つの別世界ではなくなった。Hotwireを試してみると、その便利さには驚かされることだろう。 Hotwireの説明をしようとするとどうしても「コマンドラインGUI」や「グラフィカルシェル」や「GUI xterm」というような矛盾しているように聞こえる表現になってしまう。しかし実際のところHotwireはそういうものなのだ。つまりHotwireはテキストベースのシェルと近代的なGUIのあいのこのような存在だ。 このような表現になってしまう原因の1つは、普通のデスクトップユーザーがUNIXのシェルをあいまいに把握している点にある。普通のユーザーはたいていの場合、シェルのことを意識していない。独立したバイナリであるコマンド(lsやchown)と実はシェルが提供している内部的な関数(cdやumask)とがあ
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