10月第4週(26〜30日)の日経平均株価は週間で1.4%高の1万9083円10銭で引け、2カ月半ぶりの続伸となった。週前半は、日米の金融政策発表を控え見極めムードだったが、28日にはFOMCが変更なしで通過し、30日の場中に日銀が追加緩和を見送るニュースが流れると、直後に株価は下落したが、イベント通過を待っていた投資家からの買いが膨らみ株価は上昇に転じ、約2カ月ぶりに節目の1万9千円を回復した。個別銘柄では通期業績予想を下方修正した京セラが急落し、好決算だったパナソニック、業績見通しを上方修正したアステラスなどが買われた。 4日水曜日には、東証1部市場で、日本郵政とその子会社であるゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の3社が新規上場する。個人投資家を中心に人気となり、売出価格は3社とも仮条件の上限で決定した。日本郵政が約6900億円、ゆうちょ銀行が約6000億円、かんぽ生命保険が約1400億円調