サル痘ウイルスの電子顕微鏡画像。ドイツの国立ロベルト・コッホ研究所(RKI)提供(2001年撮影、2022年5月23日提供)。(c)AFP PHOTO / RKI / Andrea Maennel / Andrea Schnartendorff 【6月9日 AFP】世界保健機関(WHO)は8日、サル痘の流行地域以外の国々での感染者が1000人を超えたと発表し、これらの国で流行する危険性があると警告した。 サル痘の流行はこれまで、アフリカ中部・西部の9か国で発生していたが、ここ1か月で英国とスペイン、ポルトガルなどの欧州諸国を中心に、流行地域以外の国での感染が相次いでいる。 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は、流行地域以外の29か国で1000人以上の感染例がWHOに報告されていると説明。今のところ死亡例はないとした。感