ほとんどのネットブックは、シングル・コア・プロセッサ、1GBのRAM、160GBのHDD(ハードディスク・ドライブ)という仕様になっている。これはベンダーが自発的に画一化を図っているからではない。ではなぜ――。 【関連画像を含む詳細記事】 決して公になることはないが、OSを提供している米国Microsoftは、スペックが高すぎるネットブックに対しては低価格のOSライセンスを提供しない方針を採っている。 その結果、米国Dellが「Inspiron Mini 12」の販売終了を余儀なくされたように、現在ではフルサイズのノートPCよりもハイスペックなネットブックの生き残りは難しくなった。言い換えれば、市場で生き残るためには、ハードウェア面ではロースペックでなければならないのだ。 Inspiron Mini 12をはじめとするいくつかのマシンは、そうした“暗黙のタブー”を破ろうとしたが、い