フランス・ムードンで、ハッキング大会に臨む工科学校の学生(2013年3月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/THOMAS SAMSON 【6月29日 AFP】欧州と北米を今週襲った新たな大規模サイバー攻撃について、欧州警察機関(ユーロポール、Europol)は28日、先月に猛威を振るった「WannaCry」という身代金要求型ウイルス(ランサムウエア)に似ているが「より高度化」した攻撃の恐れがあるとの見方を示した。 オランダ・ハーグ(Hague)に本部を置くユーロポールは、今回のサイバー攻撃を「もう一つの重大なランサムウエア攻撃」と称し、「必要不可欠なインフラや業務システム」が「新たなランサムウエアの波」の標的にされていると指摘。使われたウイルスについて「ランサムウエア『Petya』の新型版」だとして、「この攻撃は全世界で感染被害が出ており、今も収束していない」と警告した。 ユーロポールの