オープニングスピーチでVladishev氏は、Zabbixを「エンタープライズレベルのユニバーサルオープンソース監視ソリューション」だと定義した。ネットワークの障害検知と予測に限らず、デバイスやOS、ポート、アプリケーション、さらには温湿度管理などあらゆる監視に利用できる柔軟性と普遍性を持ち、ユーザーは大企業から銀行、医療機関、個人ユーザーなど多種多様な分野に拡がっている。初リリースから18年、Zabbixがメジャーになるのにあわせて、開発側がユーザーのニーズを理解する力もついてきたと、Vladishev氏は語る。 「かつてはZabbixにどんな機能を入れるかが、私の関心事でした。しかし今は視点が変わり、まずユーザーの方々がZabbixに何を求めているのか、Zabbixで何をしたいのかを聞くことにしています。そして、それを実現するために必要なことを考えるようになりました」 2016年9月に