2006年7月のNGNリリース1に続いて、2008年のNGNリリース2に向けた標準化か活発化しています。そこで、日本におけるNGNやIPTV、IMSなど次世代技術の標準化作業を推進している、TTC(社団法人情報通信技術委員会)の理事長ある井上友二氏に、注目される「標準化の重要性」と「NGNリリース2への展望」をお聞きしました。井上氏は、NTTで通信網の構成技術や伝送技術の研究に携わる一方、ITU-Tの標準化活動にも積極的に貢献し、その後、NTT取締役第三部門長としてNTTの研究部門の責任者としても活躍されました。 今回は、 第1回:標準化に力を入れる中国と欧州勢 =浮上するIPR(知的財産権)の獲得= 第2回:ユーザー側へのサービスを重視したITUへ =NGNが必要となった3つの理由= に続いて、NGNリリース2の目玉とも言われるIPTVの標準化動向を中心にお話をお聞きしました(文中敬称略