ニューヨークポストの表紙を飾った、ウィキリークスの創始者で編集長のジュリアン・アサーンジ氏=1日、ニューヨーク(AP) 【ワシントン=犬塚陽介】米メディアは、「ウィキリークス」の情報をめぐり“暗闘”するとともに、距離感のとり方にも苦慮しているようだ。複数のメディアは、情報の事前提供の申し出をウィキリークス側から受けながら、解禁日時を破った場合の“罰金”などを要求され、拒否した。一方、ウィキリークスを批判する記事を掲載したニューヨーク・タイムズ紙は今回、情報を提供されず、英紙からの情報に頼った。 「文書がどのような内容なのか理解することができないまま、(罰金などの)条件に合意することはできなかった」。ウィキリークスに対し、情報の事前提供を断ったウォールストリート・ジャーナル紙の広報担当は2日、“破談”の理由をこう説明した。 ウィキリークスは同紙と米CNNテレビに、一部機密公電の事前公表を打診