福島県郡山市は8日、市内の全小中学生を対象に行った約1カ月間の累積放射線量の第1回測定結果を公表した。10月5日から33日間の平均値は0.12ミリシーベルトで、1年間に換算すると1.33ミリシーベルトとなった。文部科学省が努力目標値とする学校内の年間被ばく量は1ミリシーベルト。最大値は0.45ミリシーベルトで、1年換算では4.98ミリシーベルトとなる。【太田穣、木村健二】 測定対象は、市内の小中学校と特別支援学校の児童・生徒2万5551人。測定期間は、同市がバッジ式小型線量計を配布した10月5日から11月6日までの33日間で24時間測定した。累積線量の実測値から期間内の自然放射線被ばく相当量0.06ミリシーベルトを引いた。 測定結果の分布は、0.10~0.19ミリシーベルト=1万5666人(61.31%)▽0.1ミリシーベルト未満=8363人(32.73%)▽0.20~0.29ミリシーベル