ブックマーク / yasuhisa.com (9)

  • Palmが教えてくれたプロトタイプの真髄

    Palm Pilot は木片から始まった 90年代から00年代にかけて手の平で使える PDA(Personal Digital Assistant)と呼ばれる種類のコンピューターが市場で出回っていました。ノートパソコンよりスペックが劣るものの、予定を管理したり、マルチメディアコンテンツを楽しむことができる『小さなパソコン』。後にスマートフォンやタブレットに吸収されて姿を消してしまいましたが、PDA はスマートフォンの前衛とも呼べる存在でした。 そんな PDA の代表格が Palm。ハンドヘルドコンピューティングという概念を打ち立てたジェフ・ホーキンス氏によって考案されました。90年代初頭といえば、パソコンは机の上に置いてある大きな機械でしたし、ノートパソコンも今より数倍分厚くて重たいものでした。そうしたなか、パソコンよりスペックが劣り、2 台以上パソコンを持つことがまれだった時代に PDA

    Palmが教えてくれたプロトタイプの真髄
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/10/13
    『ホーキンス氏が検証したかったのは「そもそも、この製品を持ち運ぶ意味があるのか」という部分。それを検証するのに、液晶画面が動いている必要もなければ、最適な素材を探す必要がなかった』
  • 次世代Webはブラウザの外にある

    10月18日、法政大学にて次世代 Web カンファレンスが開催されました。Web に関わる技術について徹底的に話し合うイベント。セッションすべてディスカッションで勉強会というより話を聞きに行くというニュアンスが近いかもしれません。8 月に UX をテーマに議論する会を開きましたが、今年はこうした『会話』を軸にしたイベントに興味を惹かれます。 今回は、「デザイニングWebアクセシビリティ」の著者である太田良典さん(@bakera)、RDFの専門家でありコントラバス演奏者である神崎正英さん(@_masaka)と Webアクセシビリティをテーマに 1 時間ほど話をしました。私は Web アクセシビティの専門家ではありませんが、株式会社インフォアクシアの 植木真さんとのポッドキャストがキッカケで呼んでいただきました。3 者異なる視点から、Web アクセシビリティの現在と未来について話し合いました。

    次世代Webはブラウザの外にある
    k-takahashi
    k-takahashi 2015/10/20
    『5 年先となるとどうでしょう? そのとき、Web ブラウザがなくなっているとは考え難いですが、人々が Web サーバにある情報を取得するための手段は Web ブラウザだけではないはず』
  • ピクサーから学ぶクリエイティビティの秘密

    Early on, all of our movies suck. 我々の映画は最初はすべてヒドイものである。 これは「 ピクサー流 創造するちから(原書 Creativity Inc.)からの一節。ピクサーといえば、最初の長編映画「トイ・ストーリー」以来、ずっとヒットを飛ばし続けている映像製作会社。CGのクオリティもさることながら、彼らが作り出すユニークな物語が人気の秘密だと思います。そんなピクサーが「最初はすべてヒドイ」と中では断言していますし、「ヒドイ状態からヒドくない状態にすることが仕事」とまで言い切っています。映画を見ている立場からすると信じられない言葉ですが、デザインを含めたクリエイティブな仕事に共通していると思います。 Webデザインにおけるデザインカンプが良い例ですが、最初からほぼ完璧なものを求められることがあります。これはクリエイティビティとは雷が頭に落ちてきたかのよう

    ピクサーから学ぶクリエイティビティの秘密
    k-takahashi
    k-takahashi 2014/11/07
    『ヒドイ状態からヒドくない状態にすることが仕事』 『クリエイティビティとは、ヒラメキでもなんでもなく、模索を繰り返しながら出せる状態まで進めるプロセスのことを指している』
  • 保存アイコンでみえてくるアイコンデザインの勘違い

    先日 Goodpatch さんが 保存アイコン=フロッピーディスクの時代は終わった…? という興味深い記事が掲載されていました。フロッピーディスクを保存アイコンをとして採用するのは古いのではないか、という議論は国内外で何年かに一回はあります。私も 2009 年に変わりゆく「保存」の存在と題してフロッピーディスクアイコンのあり方も踏まえて、今後の保存の姿を模索していました。また、先月開催された Android Bazaar Conference 2013 Spring でも同じ話題に触れています。 アイコンと問題解決について 様々なデザイナーが新しい保存アイコンを提案しているものの、「うん、これは保存だ」と納得できたものはほとんどなかったと思います。ダウンロードにみえるものも少なくありませんし、中には抽象的すぎて何を意味しているのかさえ分からないのもあります。自分たちのクリエイティブアウトプ

    保存アイコンでみえてくるアイコンデザインの勘違い
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/04/10
    『メタファが時代遅れだから、適切なアイコンではないと解釈するのは間違っている』 『フロッピーディスクのアイコンを変えようという以前に、保存というアクションと導線のデザインの見直しのほうが先決』
  • アクセシビリティから変わるビジュアルデザイン

    W3C が勧告しているウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン (WCAG) 2.0 の中に「アクセシビリティの 4 原則」というのがあります。JIS X 8341–3 をはじめ、国内外で定められている Web アクセシビリティの土台のような存在です。久しぶりに、この 4 原則を振り返ってみて気付いたのが、Web デザインの原則と同じではないかという点です。特にビジュアルデザインで気をつけることと重なるところがあります。 アクセシビリティの 4 原則は以下のとおりです(翻訳サイトより抜粋)。 知覚可能 情報およびユーザーインターフェースの構成要素は、ユーザーが知覚できる方法でユーザーに提示可能でなければならない。 操作可能 ユーザーインターフェースの構成要素およびナビゲーションは操作可能でなければならない。 理解可能 情報およびユーザーインターフェースの操作は理解可能でなければなら

    アクセシビリティから変わるビジュアルデザイン
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/03/06
    『デザインとの連携性を高めることで、より自然にアクセシビリティが認知されるのではないかと考えています。そのためのツールとして 4 原則は使えそうです』
  • 情報だけでは価値がない時代の学びの姿

    「時代の流れが速すぎて学ぶのが辛い」 「いろいろありすぎて覚えるのが大変」 このような言葉を聞いたことがあります。確かに学ぶことが多いですが、知識との向き合い方で学習の仕方が大きく変わります。学習への向き合い方の変化が、気持ちを和らげてくれることもあります。 昔は情報をもっていることが知識であり、情報を得る方法が学習と捉えられていた時期もありました。故にセミナーに参加したり、書籍を買っても自分が知らない情報があるかどうか、たくさんの情報が書かれているかどうかが評価の基準になり、情報を得たから「学べた」という満足に繋がったのかもしれません。昔の学校の授業は情報が中心なっていたのも、何か関係しているかもしれません。 終着点があった従来の学習 知識を得る方法が書籍、新聞などといった媒体の場合、そこに書かれている情報が知識であり、学びの『終着点』でした。 その理由は媒体の制約が関係しています。 新

    情報だけでは価値がない時代の学びの姿
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/01/29
    『いまの時代、常に情報に触れながら、何かをアウトプットし続けることが最適の学習方法』 『質が悪かろうが、間違っていようが、まずは出すことで思いがけないキヅキや出会いが待っているはず』
  • 楽天から学べる日本的なWebアプローチ

    学べるところが多い楽天ページWebデザインに関わる様々な情報やノウハウが世界中で共有されているとはいえ、お国柄は存在します。Yahoo!でも、世界共通にみえる UI コンポーネントがありますが、アメリカと日中国ではアプローチが異なります。情報にメリハリをきかせているアメリカ。今の話題を中央にたくさん詰め込めるように工夫してある日。クリックをしなくても膨大な情報を消化することができる中国。ポータルサイトをひとことで言ってもやり方がいろいろあることが分かります。 各国の Yahoo! を見て「欧米はシンプルなのに、日中国はなんかごちゃごちゃしている」と感じた方はいるかもしれません。なぜそんな小さなところに情報を詰め込むのか、なぜページを整理しなのか、メッセージを絞ってメリハリをつけないのか、といった悩みを抱えるデザイナーもいるかもしれません。 日らしい忙しいデザインの代表例としてよ

    楽天から学べる日本的なWebアプローチ
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/12/31
    『装飾が要素が多く、ひとつでも多くの情報を表示させ、宣伝文句が書かれた大きな画像が次から次へと登場する楽天ページ』『この表現を可能にした(又はせざるおえなかった)理由』
  • 習慣になるまでの UI と操作の変化

    タッチしてもらうための第一歩 タッチデバイスへの違和感や不安をもっている方はまだ少なくないと思います。 毎日の生活に登場するタッチデバイスの代表といえば、ATMや電車の切符販売機がありますが、処理速度が遅くスクリーンのオブジェクトを触れている感覚はあまりありません。そのせいか、スクリーンを強く押している方をたまに見かけます。また、タッチインターフェイスだけでなく、触れて押すことができる物理的なボタンが用意されている場合もあります。タッチへの不安を解消するための配慮なのかもしれません。 毎日の生活から比較すると、タッチデバイスでスイスイいろいろな操作が出来るというのは、未知の世界に見えてもおかしくありません。操作の仕方が分かる iPad や Galaxy の CM が TV で流れているとはいえ、「当にタッチでこんなに動くのか」という不安をもっている方もいるはずです。 UI デザインのひと

    習慣になるまでの UI と操作の変化
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/04/03
    『人が習慣としている行動や操作を見つけだす』 『何を習慣化したいのかを定義する』 『ターゲットにしている人が理解できるメタファーとは何か』 『対象にしているデバイスの中にある習慣とは何か』
  • デザインが失敗してしまう理由 : could

    「アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法」「イノベーションの神話」の作者として知られている Scott Berkun氏は、現在も執筆活動だけでなく講演やブログなど情報発信を絶え間なく行っている方です。そんな彼が先日「なぜデザイナーは失敗するのか」という刺激的なタイトルのレポートを掲載しました。詳しい内容は UIE13 で話されたそうで、スライドの PDF 版をダウンロードすることが出来ます。 デザイナー、プロジェクトマネージャ、プログラマーなど様々な役職の方300名を対象に調査 (そのうち 35.2% はデザイナーで、49% はチームを管理したりリードする方)。41の質問に対してデザイナーが失敗すると思うものを1〜5のスコアを付けるというアンケート。詳しくは記事を読んでいただきたいですが、平均スコアが高かったのは以下の10項目。 デザインをしない方がデザ

    デザインが失敗してしまう理由 : could
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