最近旅に出てもお酒をあまり飲まなくなった。 禁酒や節酒のように自発的に止めているのと違って、身体が(大量の)アルコールを受け付けなくなっていて、要するに飲みたくない。 といっても全く飲まないわけではない。 ワンドリンクサービスがあれば白ワインを頼むし、地域によっては地酒を1合ほど飲む。 旅の疲れや知らない土地に来た緊張感を和らげるのにお酒は最適だし、食前酒のように、程よい鈍感さと鋭敏さが備わった舌で味わう料理は美味しい。 しかし不思議とそれ以上は(店員さんには申し訳ないけど)欲しくもないし、実際にはこれで十分。そして何より、食後が楽である。 私の場合、例えば温泉宿に到着するとまずひと風呂浴びる。自宅でも風呂は夕食前に入ることが常なので、これはまあ自然のことなのだが、温泉宿ではさらに食後にも浸かるようにしている。せっかくの天然温泉に来ているのだから何度か楽しみたい。 フグのお刺身ってなんでこ