カンカン照りの街を歩いていて目につくのがヒルガオの仲間だ。フェンスなどに絡まって点々と薄いピンクの花を付けている。アサガオと違い日中ずっと開花し、夜には萎む一日花だ。ねじれたツボミが常に用意されていて次々と咲いていく。 ヒルガオ(画像上) 花はラッパ形をしていて直径6㎝ほど、長さも6~7㎝。ガクを包む総苞が2枚あり、先が尖っている。花茎は断面が丸くつるりとしている。日本在来種。実(種)を付けることはほとんどなく、地下茎で増える。冬には地上部は枯れる。ちなみにアサガオはヒルガオ科で、古くに中国から伝わった外来種である。 コヒルガオ(小昼顔、画像下) 花は直径4㎝程度で小型。総苞の先はヒルガオより丸まっている。花茎に翼(よく)と呼ばれる細いでっぱりがあるが、筋があるようにしか見えない。触ると角ばっているように感じる。花はどちらも上から見て円形と五角形の場合がある。葉の形も根元の分岐がさらに2つ
![ヒルガオの仲間 - 近場の博物誌](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/851cb23bd5cdded18640e5ac796b55dab6423d67/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2FM%2FM_majipan%2F20240721%2F20240721091418.jpg)