”死ぬ死ぬ詐欺”という言葉で、海外での難病治療に必要な費用を補填するための募金活動を批判するネット上の活動があるのを最近になって知った。こうした目的をもつ募金活動自体は時々目にするので珍しいこととも思わないが、その募金活動を微に入り細にわたり検証している状況はこれまで私はあまり見たことがない。そんなわけで、あちらこちらざらざらと見てまわった。「募金活動といいつつ過剰にカネをあつめているのではないか」といった批判がある。これすなわち”詐欺”であると称するわけであるが、この批判の根拠として、病人である子供の両親の勤務先がNHKであり高給取りであろうこととか、具体的に治療と予後にかかる費用の吟味、ならびにこれに関連するが募金活動の母体である「さくらちゃんを救う会事務局」の会計明細が公開されていない、といった点が挙げられている。こうした詳細をめぐってあちらこちらで議論が戦わされ、給与推定の確度を互