愛する者との「別れ」は、この世に生をうけたものの宿命であり最大の試練である。残されたもの、去っていくもの、その双方が同じときを生きた時、喜びと悲しみを共有しながらその想いを胸に、「ありがとう」、「さようなら」、そして新たなる「こんにちは」を迎える。 写真家のサラ・ベスは、別れの時がすぐそこに訪れている、老犬と、その飼い主に、「巡り合った縁と言う名の奇跡」、「その奇跡が生んだ運命の絆」を1枚の写真に刻み込むプロジェクトを開始した。 これらの写真は、別れの時が近づいた犬と飼い主が、共に暮らした思い出に支えられながら、運命を受け入れ、残されたわずかな時間の中で、溢れだして止まらない愛情を、悔いの残らないよう、全身全霊をもって注ぎ込んでいる様子が写し出されている。 老犬、あるいは病気などの理由で余命いくばくもない犬。あるいは逆に、飼い主の方が先にこの世を去らなければならない場合のものも含まれている
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