旅順博物館所蔵の甲骨から新たな甲骨文字を発見2012年8月2日14時35分 印刷 ソーシャルブックマーク 旅順博物館が7月30日に明らかにしたところによると、中国社会科学院などの専門家はこのほど、旅順博物館所蔵の未公開の甲骨1700枚あまりの中から6文字の新字を発見した。新華網が報じた。 中国甲骨学および先秦史研究の権威である中国社会科学院の宋鎮豪研究員は、「この発見は、110年前に甲骨文字が発見されて以来の大発見であり、殷商時代の研究にとって重要な史料となる」と語る。 旅順博物館の王若副館長によると、初歩的な分析の結果、これらの新字は地名・人名を意味するものが主と見られているが、具体的に何を意味しているかについては現在研究中だという。 宋氏によると、これまでに発見された甲骨は約13万枚、甲骨文字は4千文字あまりに上る。甲骨に記載された内容は豊富で、商代の社会生活の各方面に及ぶ。その内容に