柔道男子66キロ級準々決勝。一度は青旗が上がり、海老沼匡選手を負けとする判定が出た(上)。再び行われた旗判定では、一転して白旗が上げられ海老沼匡選手が逆転勝利した=エクセル(門井聡撮影) 五輪の柔道男子66キロ級準々決勝で、日本の海老沼匡選手と韓国の選手の旗判定が覆されるという異常事態がありました。主審と2人の副審の3人全員が、韓国選手が優勢とする青旗を上げましたが、審判委員(ジュリー)が判定のやり直しを指示、今度は海老沼選手の勝ちを示す白旗が3本上げられ、海老沼選手の逆転勝利となったのです。 なんとも後味の悪い結果が尾を引いたのか、海老沼選手は準決勝でよもやの一本負けを喫しました。そもそもこの騒動を招いたのは審判の技量低下が原因。韓国メディアが再判定に憤慨したように、余計な”摩擦”を生まないためにも、審判はレベルアップに取り組んでほしいものだ、と思いました。◇ さて、その柔道着などの衣服