外国語を習得すれば、その言語を話す人々と話せるし、その言語で書かれた本も読めて世界が広がる。これは見えやすい直接的な利点だが、自分の内なる深いところで別の面白さもある。ノースウェスタン大学・心理学教授ビオリカ・マリアン氏の『言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?』(KADOKAWA刊、税込み2200円)が、12月21日に発売される。 人間の脳は、複数の言語を操るように設計されており、複数の言語を話す能力によって創造性の扉が開かれ、脳の健康や、認知をコントロールする力も手に入る、と著者。新しい言語を獲得するたびに、情報をどう受け取り、どう解釈するかということが影響を受ける。何を覚えているか、自分自身と周りの世界をどうとらえるか、さらには感情、洞察、意思決定、行動も、話す言語から影響を受けるという。さまざまな科学的研究を検証し、新しい言語を学ぶことの利点を紹介
経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。 ヤマー ウクライナ・ゼレンスキー大統領が23日にオンライン演説をされてましたが、マツさんご覧になられましたか? マツ はい。YouTubeで、いろいろなところでやってましたけど、TBSかな。 ヤマー 私はニコニコでみてました。演説も配信もオンラインで見れるようになったって、今の時代ならではですよね。 マツ 先例がないからと実施が危ぶまれていましたけど、同時通訳設備も用意されていたみたいでしたね。 ヤマー ですね。そのYouTubeとかニコニコだと配信時のコメントが見れると思うんですが、なんというか……治安が悪くて。 マツ まあひどかったですね。僕らがYouTube
愛媛県や鹿児島県、宮崎県で使われる方言、ラーフル。何のことかわかりますか?子供の頃、学校で必ず目にしていたあるものです。愛媛新聞が2014年に実施したアンケート調査では、当時の松山南高校生、同校教職員、愛媛大学生の県内出身者がそれぞれ一定の割合でラーフルを知っていると回答しています。明治頃には西日本を中心に広く使われていたとされる言葉でしたが、時代を経て段々と使われなくなりました。答えは・・黒板消し。いったいなぜそのように呼ばれるようになったのでしょう。実は現在も黒板消しをラーフルと呼ぶ地域の共通点には「蘭学」がありました。 Cover image by 宇和島市観光物産協会 ラーフルこと黒板消し ラーフルはオランダ語説 「ラーフル考」より鹿児島工業高等専門学校教授(当時)の上村忠昌さんが2000年に発表した論文「ラーフル考」では、語源はオランダ語のrafel「こすること、ほつれ糸(など)
AIにはどこまで可能性があるのか。作家の川添愛氏は「実は人間が普段なにげなくやっている行為は非常に複雑。それをAIに対して適切に定義することは非常に難しい」という——。(第2回/全2回) ※本稿は、川添愛『ヒトの言葉 機械の言葉』(角川新書)の一部を再編集したものです。 写真=iStock.com/Ociacia ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Ociacia ■「定義された課題」以外はこなせない AIについてよく尋ねられる質問に、「AIには○○ができますか?」というものがあります。 「AIは言葉を理解できますか?」「AIは感情を持つことができますか?」「AIには人間のような思考ができますか?」「AIに哲学はできますか?」……などなど、挙げていけばきりがありません。しかし、こういったことについて考える前に、まずはっきりさせておかなくてはならないことがあります。 それは
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