2011年05月25日22:53 運用で目標リターンは決めない方が良さそうだ カテゴリ統計・投資知識 tsurao Comment(9)Trackback(0) 今年の1月の記事ですが、「運用で目標を持つことの功罪」(ダイヤモンド・オンライン 『山崎元のマネー経済の歩き方』)という記事もありました。 ここでは運用目標を持つことの危険性を説いていますが、私も同じ意見です。 一般的には投資の運用目標は定めない方がいいと考えています。私もこのような考えに至り、最近は運用目標は設定していません。 2011年の目標 (参考) ・達成基準:世帯で400万円以上を貯蓄に回す ・ストレッチ:世帯で500万円以上を貯蓄に回す 2010年の目標 (参考) ・100万以上を貯蓄/投資に回す ・(妻が仕事に復帰する場合)500万以上を貯蓄/投資に回す 2009年頃からは、投資額は目標にしていますが、運用目標は立て
やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 獨協大学で担当している「金融資産運用論」の試験が先日終わった。採点してみると、まずまずの出来だった。受講者の中には今学期で卒業する学生も多
家計の金融行動に関する世論調査(金融広報中央委員会)が目に入ったので読んでいました。そこにこんな項目がありました。 A:あなたのご家庭では、老後の生活費として、毎月最低どれくらい必要と思いますか。→Q:26万円 A:老後の生活資金として、主に家計を支えている方の年金支給時に準備しておけばよい貯蓄残高は、最低どれくらいだとお考えですか。→Q:1,971万円 この調査は、広く20代から70代以上までの8,000世帯を対象としたもので、その平均値が上記の回答です。ところが、少し計算してみればわかることですが、今の若い世代はこの貯蓄額では老後はとても厳しいものになることが明らかです。 社会保障審議会年金部会(第15回)によると、平成21年度に65歳になった夫婦ふたりのモデル世帯(厚生年金+基礎年金)で月額22.3万円の年金を受給しています。これは同年の現役世代の平均賃金(35.8万円)の62
「投資は少額から始めよう」とか「投資には大きなリスクがある」とか「簡単にもうかる話はない」などとよく言われる。そんな忠告を聞きながらもなぜか自分はうまくいくと思ってしまい、忠告をほとんど無視して多額のお金で投資に突っ走ってしまう人は、かなり多いのではないだろうか? 成功するイメージが頭の中に強くでき、うまくいかないことなどないと思ってしまう。忠告など自分には必要ないと思ってしまう。そして一気に投資に突っ走ってしまう。このような行動は自分の歩んでしまった道そのものだと感じる人は多いのではないか? 「自分は大丈夫」「自分はうまくいく」と思う人は多い。だが、そう思って行動した場合、その思いとは逆にの結果になってしまうのは時間の問題だ。株価が上がって利益が出れば、さらに儲けようと思って投資資金を追加し、株価が下がって損失が出れば、損失を取り戻そうと思ってさらに投資資金を追加してしまう。でも、まずい
私は良く知らない方なのですが、米国の有名な投資家向け雑誌編集長Knight Kiplinger氏が、投資の原則として語った20項目のマニフェストが記事となっていました。 内容はインデックス投資に限らず、全ての投資家にとっての基本と言うべき(語り尽くされた)ものですが、これだけシンプルかつ明確にまとまったものも珍しいので、以下にメモしておきます。 I am an investor. I do not trade my assets frequently. That’s speculation, not investing. (私は投資家です。私は自分の資産を頻繁に売買したりはしません。それは投機であり投資ではないのです。) I am also a saver, fueling my investments with continuous savings from current income
これから老後に向けて資産を築いて行こうという、(資産家ではない)一般的な家庭にとって、投資の細かい各論よりもまず大切なのは、家計の管理やもっと広い視点でのお話なのだと思います。 「Get Rich Slowly」の「10 Steps to Financial Success in 2010」をベースに、私なりの「より良い投資生活に向けた10ステップ」をまとめてみました。 Step #1 細かく支出を記録しよう 年間の収入がいくら位で支出がどの程度か?だいたい頭の中では判っているつもりでも、実際の金額をきちんと把握することが大切。 家計簿に集計してみる事で、いくら貯蓄(投資)に回すべきなのかという予算立ても可能となります。 Step #2 予算を立てよう 手元に残ったお金を貯蓄にまわすのではなく、計画的にやった方がお金は貯まります。 数週間から数カ月間、お金の流れを記録したら、それを元に予算
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