来年は20年に一度の伊勢神宮の大祭、式年遷宮が行われる。持統天皇在位の690年以来、実に1300年にも渡って受け継がれてきた式年遷宮。神々が鎮座する社殿を造り替え、御装束などの調度品も一新する、国をあげての大祭である。その式年遷宮にともなうプロモーションを担い、平成16年から伊勢神宮式年遷宮広報本部より依頼を受け、宣伝活動に携わる外国人クリエイターがいる。インド出身のクリエイター、マンジョット・ベディ氏だ。TOYOTAレクサスやプリウスの広告を手がけ、国内外の広告の現場で活躍する彼は、知人に誘われて訪れた伊勢で、これまでに経験したことのない感動を覚えたという。そしてその伊勢での体験を多くの人に、多くの日本の若者に届けたい、その熱い想いが伊勢神宮式年遷宮広報本部側の想いと重なり、今回の式年遷宮にまつわる一連のプロモーション広告につながった。かつて外国人が踏み入れたことのない領域に足を踏み入れ