16日の夜明け前、月が地球の影に完全に隠れる皆既月食が関東以西の地域で見られる。国立天文台によると、皆既は午前4時22分から6時3分。茨城県と新潟県を結ぶ線より北の地域では、皆既になる前に月が沈むため、部分月食しか見られないという。 皆既月食は太陽と地球、月が一直線に並ぶ現象。国内では昨年12月以来となる。今回の皆既は、月が高い位置にある南西の地域が見られる可能性が高い。東京では高度が0.5度と低く、月が沈むまで5分間だけ。名古屋は18分間、大阪は25分間、福岡は49分、沖縄は1時間19分となる。