13日に投開票された韓国総選挙(定数300)で、与党セヌリ党の過半数割れが決まった。中央選管は開票結果を正式に発表していないものの、複数の韓国メディアはセヌリ党122議席に対し、最大野党「共に民主党」が123議席、第2野党「国民の党」が38議席で、セヌリ党は第2党に転落したと報じた。 与党が過半数を割れば、重要法案の成立がいっそう難しくなる。残り任期が1年10カ月となった朴槿恵(パククネ)大統領がレームダック(死に体)の状態に陥る可能性が出てきた。今後は政権が不安定になり、野党が批判する慰安婦問題の日韓合意の履行にも影響が出かねない。 与党は、朴大統領に近い「親朴系」が公認選びを主導し、距離を置く「非朴系」の一部現職を公認から外した。こうした対応は朴大統領の意向を反映しているとされ、「独善的だ」などと非難が集中。選挙全体に影響し、接戦の多い首都圏(122議席)を中心に与党の支持率が下がった
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