安倍晋三首相が「1月衆院解散、2月投開票」を画策しているとの憶測が広まっている。内閣支持率が6割以上と高いうえ、年末に米ハワイを訪れて、オバマ大統領とともに真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するなど、世界の注目を集める外交日程が続くからだ。「二重国籍」問題で国民にウソをついた民進党の蓮舫代表も身構えている。 「解散風は、かなり強い吹き方をしているという認識だ」 蓮舫氏は8日の定例会見で、記者から「1月解散との見方もある」と聞かれ、こう答えた。 強気な姿勢は崩さなかったが、安倍首相に「息をするようにウソをつく」と言い放った7日の党首討論は、「お前が言うな!」と評判最悪で、党勢回復にはつながりそうにない。選挙敗北は「代表辞任=失脚」に直結するため、内心はおびえているのではないか。 共同通信が11月末に実施した世論調査では、安倍内閣の支持率は60・7%で、自民党の支持率も44・9%。これに対し、民進党は消