オーストラリアの鉄道会社Byron Bay Railroadは、ニューサウスウェールズ州バイロンベイにおいて、太陽光から得た電力だけで走る電車の運行を開始した。完全ソーラー電車の運行は、これが世界初だという。 Byron Bay Railroadは、使われなくなっていた約3kmの線路や橋、古い車両などを修復し、鉄道サービスの再開に取り組んでいた。当初、ディーゼルエンジンで走る車両をレストアしてそのまま使う計画だったが、ソーラー発電技術の進歩により太陽光エネルギーのみで運行可能な見通しが立ち、エンジンをモーターに交換したそうだ。 走行に必要な電力は、車両および車庫の屋根に設置したソーラー発電パネルで作り、車両のバッテリに充電しておく。この方法で、1日の走行に必要な電力に加え、車両の照明、制御回路、コンプレッサーなど全システムで必要な電力が賄えるとしている。さらに、車両は回生ブレーキも搭載して