Cisco Systemsは、同社ビジネスの根幹は今もまだルータであるということを改めて主張している。しかし、今回の場合、それは普通のルータではないかもしれない。 Ciscoは米国時間3月9日、世界の大手インターネットサービスプロバイダー(ISP)向けに同社の次世代インターネットルータである「Cisco CRS-3 Carrier Routing System(CRS)」を発表した。Ciscoはこの発表について少々大げさに宣伝しすぎだったかもしれない。同社は「インターネットを永久に変える」とした発表を2週間かけてカウントダウンし、「CRS-1」と呼ばれる既存の「コア」ルータのアップグレード版のように見える製品を披露した。 大規模な宣伝によって真に革命的な部分が正確に伝わらなかったかもしれないが、それでもCiscoの発表が重要であることに変わりはない。この新しいルータは、旧世代ルータの12倍