新型コロナウイルスとの闘いが2年目ともなると、マスクも多彩になる。島根スサノオマジックが熱戦を繰り広げるバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の公式戦で審判員が着用するのは、バクの鼻のように長く垂れ下がった特注品。激しい攻守の切り替えに対応するため審判員は選手並みの運動量が必要で、前方に長く空間を取ることで息苦しさを軽減する工夫があるという。 形状だけではなく、素材もバラエティーに富んできた。スーパーコンピューター「富岳」を使った解析などによると、空気中に吐き出す飛沫(ひまつ)量は、不織布製が80%、布製が66~82%をカットできる一方、ファッション性の高いウレタン製は50%にとどまるらしい。 こうした科学的な比較は興味深い。ただ、データに基づかない一部の主観的な決め付けには首をかしげたくなる。色や柄に良しあしがあるとする「マスクマナー」なるものだ。 原色系やイラスト入り、柄物などはNG