ここ数日、来週の『週刊朝日』に掲載する「かくれキリシタンルポ」の執筆と調査に集中していた。長年、関心を持ってきてとはいえ、実際に年末年始と生月島や外海地方を訪ね取材をした上でルポを書く機会を与えてくれた編集部には感謝をしている。来週以降、2回連続で上下掲載されるから、内容はここではふれない。ぜひお読みいただきたい。ただ、この仕事を選んだことのひとつに、15年間すべての力をかけて考え続け、情報発信し、また行動してきた「政治」から、ひとときだけ離れて頭の中を空っぽにしてみたいという気持ちがあった。たしかに、取材をして、本を読み、考え、書いている時は、「政治」から離れた。 ところが、400年の時空を超えてかくれキリシタンルポを書いているうちに、これは「政治」そのものだと思った。私は、この10年、死刑廃止の立場から発言を続けているが、日本の歴史上最大の苛烈な死刑執行は「キリシタン処刑」ではなかった
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