日本人は「弱者」に優しい。だが、それと「これ」とは、また別の話である。チュニジアでテロに巻き込まれた邦人女性が、打ちひしがれた様子の手記を公表。同情が広がる一方、防衛省からは嘆きの声が上がっている。なにしろ彼女は現役の幹部自衛官なのだ。 *** 「徳川四天王」と謳(うた)われた名将、本多忠勝はこんな言葉を残している。 〈武士はなるほど武士くさく、味噌はなるほど味噌くさくあれかしとぞ思ふ〉(『本多平八郎聞書』より) 忠勝に言わせれば、彼女は「戦う者」の風上にもおけない存在ということになるのかもしれない――。 武士は食わねど高楊枝。侍たる者、腹が減ろうが、どこぞが痛もうが、平気の平左を気取り、気高く振る舞うものであろう。しかし、「現代のサムライ」である陸上自衛官の結城法子(のりこ)氏(35)の手記に目を通すと、テロ被害に遭ったことに対する同情の念を抱くよりも、日本の「女戦士」はこの程
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