はじめに .NET Framework 1.0、1.1にはメールを送信するためのSystem.Web.Mail.SmtpMailクラスが用意されています。.NET Framework 2.0にはSystem.Net.Mail.SmtpClientクラスが用意されています(なお、2.0にもSystem.Web.Mail.SmtpMailクラスはありますが、System.Net.Mail.SmtpClientクラスの使用が推奨されています)。しかし、残念ながらメールを受信するクラスは用意されていません。 そこで、本稿ではTcpClientクラスを使用して直接メールサーバからメールを受信する方法を解説します。あわせて、受信したメールのヘッダ部分からSubject、From、Toなどのヘッダ情報を取得したり、添付ファイルを取り出したりする方法を解説します。 対象読者 POPサーバからメールを受信す