大阪維新の会が次期衆院選をにらんで3月に開講する「維新政治塾」に対し、塾生定員の400人を超える404人の応募が寄せられたことが分かった。維新幹部が4日、明らかにした。締め切りは10日で、さらに応募は増えるとみられる。維新は衆院選で全国から候補者を擁立する構えを見せており、塾生の中から候補者選定を進める方針だ。 維新関係者によると、応募は全国からあり、元国会議員や現役官僚なども応募してきているという。次期衆院選で大阪府内の選挙区にみんなの党から出馬予定の新人2人も応募する意向を示している。塾では衆院選の事実上の政権公約の策定に向けた議論を進める予定で、国政進出に向けた準備を加速させる。 募集は先月前半から始まっており、当初50人程度を定員とする方針だった。しかし維新代表の橋下徹・大阪市長が全国での候補者擁立を目指し、400人の塾生を集める方針を示していた。【堀文彦】 【関連記事】