デジタルコンテンツ協会(東京都千代田区)は1日、2007年のコンテンツ産業の市場規模が前年比0・3%増の13兆8180億円になったと発表した。 コンテンツ市場全体が横ばいのなか、DVDソフトや音楽配信に代表されるデジタルコンテンツは、前年比3・4%増の2兆6947億円と統計を取り始めた01年以来、6年連続で過去最高を更新した。 また、デジタルコンテンツの中では、特にインターネットや携帯電話での動画配信などの映像コンテンツが7897億円と増加。デジタルコンテンツに占める映像コンテンツの割合は29・3%となり、初めて音楽コンテンツを上回った。 宮島慎一研究主幹は「携帯電話の通信速度の高速化などを背景に、映像コンテンツの需要増は今後も続く」と分析。08年の市場規模は映像・音楽配信や携帯電話向け電子書籍の好調が続くとみられ、前年を7・1%上回る2兆8870億円となる見込み。