比例区の得票数割合をもとに、自民党の勝利は完全ではない、ということを言うのは現実的には誤りであるが、民意がどこにあったかのバロメーターとしては考慮に値する事実だと思う。 小選挙区制というのは今回の政局(前回もだが)のような場合においては一方的な結果をもたらしやすいという面での弱点はあるものの、票がバラつきすぎることで国政の運営が滞るような自体は避けられやすいだろう。政権、というものを成り立たせるためにはこのような形は必要かもしれないし、同時に、民意を計るという意味での比例制の存在意義は大きい。この現状を持って陰謀だ騙されているだの言う人はどうかしていると思うけど。 さて、結果としては自民党の大勝利だったために、「脱原発の民意などなかった」という向きもいるけれども、前述した通り、脱原発を掲げた政党への投票も多かったことは事実だ。もっとも、自公維新で半数を占めているが。なので、依然として原発へ