ブックマーク / dennou-kurage.hatenablog.com (36)

  • 2ちゃんねる転載禁止騒動を「可処分時間の奪い合い」という視点から考える - 脱社畜ブログ

    2ちゃんねるで「転載禁止」のローカルルールを設定する板が相次いでいることで、いわゆる「2ちゃんまとめサイト」に激震が走っている。 2ちゃんねる「転載禁止」の流れが拡大 大手まとめブログ「痛いニュース」も巻き込まれる : J-CASTニュース 「転載禁止」のルールがまだ敷かれていない板の書き込みをまとめたり、twitterユーザーの反応をまとめたり、出処のよくわからない「ネットの反応」を載せてみたり、対応方法はサイトによってさまざまだが、いずれも読者の多くはこれらのやり方に対して「迷走」という評価を下しているようだ。コメント欄も荒れに荒れている。 今回の騒動は、構造としては普通によくある話だ。たとえば、何らかの外部APIに依存するようなWebサービスを運営していたとして、APIの提供が終了すればそのサービスは死ぬ。あるいは、今僕はこうやってはてなブログを使ってブログを書いているが、これだって

    2ちゃんねる転載禁止騒動を「可処分時間の奪い合い」という視点から考える - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2014/03/07
    まとめの需要は尽きないだろうから、いかに適法引用の範囲内でやれるか、が問題。その意味で個人ブロガーにもチャンスはあるかも。
  • 孫正義は果たして「意識高い系」か - 脱社畜ブログ

    「意識高い系」という言葉もだいぶ定着した。僕が大学にいたころから、勉強にはあまり熱心じゃないのに、「成長だ、就活だ、起業だ」とよくわからないエネルギーを発揮していた学生の一群はいた。日全国の大学に存在する学生団体とか、マーケティングサークルの類は多かれ少なかれ「意識高い系」的要素を内包している。 今日は、そんな「意識高い系」について、別な側面からちょっと考えてみたい。僕はソフトバンクの孫正義社長をすごい経営者だと思っているが、そんな孫正義社長は、よくtwitterで意識の高い発言を繰り返している。以下は一例。 夢に向かって明るく努力し続ける。 そうすれば好転し始めるものである。— 孫正義 (@masason) February 17, 2013 チャンスは必ずやって来る。 諦めない限り。— 孫正義 (@masason) February 9, 2013 限界は己の弱き心が決めてしまうもの

    孫正義は果たして「意識高い系」か - 脱社畜ブログ
  • Re:仕事を通じて成長しなくても許されるのは貴族まで - 脱社畜ブログ

    前回のエントリ(仕事を通じて成長なんてしなくていい)を、小飼弾さんに取り上げていただいた。 仕事を通じて成長しなくても許されるのは貴族まで - 404 Blog Not Found http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51864828.html 前回のエントリ内で、僕が「成長」という言葉の定義を明らかにしなかったのでなんだか話が噛み合っていないような気がするのだけど、それはとりあえず置いておくとして、小飼さんのエントリの結びの部分 奨学金出すって言ってるのに自腹で結構ですって、どこの貴族ですか。 という批判について、思うところがあるので少し書かせていただきたい。 この一文は、「仕事を通じて成長すれば、お金をもらいながら成長できるのに、それを避けるというのはお金が有り余っている貴族のやり方だ」という意味だと僕は解釈した(違ってたらすいません…)

    Re:仕事を通じて成長しなくても許されるのは貴族まで - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/04/20
    キャリアワークか社畜労働かの分水嶺は「成長の果実を誰が食べるか」と言う点にある気がする。
  • 「経営者目線を持て」の真の意味は「みんな俺と同じように考えろ」 - 脱社畜ブログ

    この前、「経営者目線」について知人と話をしていて、「面白いなぁ」と思ったことがあったので紹介したい。 日には、不思議なことに従業員に「経営者目線」を持つことを要求する会社がある。若者バッシングの常套句に「指示待ち族」とか「言われたことしかできない」とかいうのがあるが、これが発展して「お前たち従業員も、もっと会社のことを一人一人考えて、経営者目線をもって仕事をしろ」というご高説を垂れる経営者が実際少なくない。 しかし、よくよく考えてみると、仮にこれが当に実現したとすると結構大変なことになる。「船頭多くして船山に登る」という諺があるが、経営判断に関する意見なんて当然人それぞれになるわけで、従業員が当に経営者目線を持って自律的に考え始めたら、間違いなく大揉めになるはずだ。「右に行こう」と誰かが言い出したら「いやいや、左だ」と他の人が言い出して、さらには「待て待て、ひょっとすると上かもしれな

    「経営者目線を持て」の真の意味は「みんな俺と同じように考えろ」 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/04/08
    これは結局「空気読め」と同意語なわけだ。そういう意味ではいかにも日本的w
  • 理系の議論と文系の議論 - 脱社畜ブログ

    理系と文系の当の違い http://anond.hatelabo.jp/20130308230002 そういえば、僕は文系学問と理系学問について、両方ともそれなりに勉強したことがある。そこで今日は、双方を勉強して僕が感じた「理系と文系の違い」について書いてみようと思う。 まず、自分のバックグラウンドの話からすると、僕は工学部出身で、今の仕事もざっくり言えば「エンジニア」というやつなので、これだけ見るとコテコテの理系人間に思える。 ただ、僕は昔から理系、理系と言われるのがものすごく嫌で、その反骨心が大学入学後抑えきれない大きさまで膨れ上がったため、2年半ほど司法試験の勉強をしていたことがある。当時はよく工学部の講義をサボって図書館で法律の基書や予備校を読んだりしていた。法学部の講義や自主ゼミのようなものにも出た。予備校にも通った。当時は気で受かろうとして真剣に勉強していたので、勉強を

    理系の議論と文系の議論 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/03/09
    法典解釈はドクマ的という意味では宗教と同じ。信じるものは救われるw
  • 十分な報酬を払うほうが結果的に双方幸せになれる、という話 - 脱社畜ブログ

    大阪市天王寺区が無報酬でデザイナーを募集して、物議を醸していた件について。募集が出た当時からこのニュースには注目していたのだけど、結局計画そのものが中止されることで決着したようである。 区が無報酬デザイナー募集…抗議殺到、計画中止 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130302-OYT1T00306.htm この件をやりがい搾取的な文脈で論じてもよいのだけど、それだと昨日とほとんど変わらないエントリになってしまってうんざりする人もいると思うので、今日は少しだけ話の軸をずらそう。 天王寺区の件に見られるような、「無料」や「相場より低い報酬」による仕事の募集や依頼というのは、実は結構ある。天王寺区の場合は、よりによって自治体が、業界への敬意が感じられない書きっぷりで公募をかけたためにこれだけ批難が集まったのだと思われるが、例えば友人のWebデザイ

    十分な報酬を払うほうが結果的に双方幸せになれる、という話 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/03/03
    みんなサービス残業やってるのにあんまり生産性が上がっていないというよくある事象にも通じる。
  • Re:脱社蓄ブログを読んで感じる違和感 - 脱社畜ブログ

    以下の記事をはてブのホットエントリで見つけたので。 脱社蓄ブログを読んで感じる違和感 http://hatedebu.hatenablog.com/entry/2013/03/01/164135 誹謗中傷ではなくて、ご意見をいただいたと認識しているので、これについて僕の見解を書こうと思う。 元記事の方が主に言及していたのはこの記事(給与・待遇に比例しない責任がなぜ正当化されるのか)である。この記事に限らず、このブログではいわゆる「やりがい搾取」については度々書いていて、企業側が賃金ではなく「やりがい」をエサに与えることで、不当に安く労働者を酷使しようとする状況に批判的な立場を取ってきた。 元記事の反論内容を要約すると、「日にはそもそも職業選択の自由がある。賃金の代わりにやりがいが与えられるような職場が嫌なら、辞めればいい」といった感じになると思う。 僕は、この主張については2つの点におい

    Re:脱社蓄ブログを読んで感じる違和感 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/03/02
    ブログ主と反論者の意見の相違はこの社会で簡単に転職できるかどうかの認識の差に起因していると思われる。
  • 若者もワークライフバランスを求めていい - 脱社畜ブログ

    結構前の記事になってしまうのだが、以下の記事についての感想を聞かれたので、ちょっと書こうと思う。 若者にワークライフバランスなんていらない http://toyokeizai.net/articles/-/12808 この手の意見は、割とよく聞く。すごく大雑把に要約すると、「若いうちはワークライフバランスなんてことは考えず、とにかくガムシャラに働いてスキルやよいポジションを得るようにしないと、立派なビジネスマンになれない。それが結果的に、歳を取ってからのワークライフバランスに影響する」という感じの意見である。 この主張は、完全に間違っているというわけではない。外資系金融やコンサルティングファームで活躍する「エリートサラリーマン」になろうというのであれば、新卒で入社した直後から毎日定時に帰ってプライベートを充実させつつ働き続けるというのは残念ながら難しい。この手の会社でも通用するような知識や

    若者もワークライフバランスを求めていい - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/02/22
    意図的に混同している経営者も多いだろう。 / 若者もワークライフバランスを求めていい
  • 「容疑者」=「犯人」ではないという当たり前の話 - 脱社畜ブログ

    誤認逮捕で話題になった遠隔操作ウイルス事件で、真犯人と疑われる男性が逮捕され、またもやこの事件に関する注目が集まっている。 遠隔操作ウイルス 都内の30歳男に逮捕状 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130210/k10015420371000.html 遠隔操作事件で男を逮捕 容疑を否認 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130210/k10015423131000.html 悲しいことに、日では容疑者として報道されると、それはもう犯人として報道されたことと同じになってしまう。刑事訴訟法には「無罪推定の原則」というものがあって、被告人は有罪判決が確定するまでは無罪として扱われるはずなのだが、日のマスコミはそんなことお構いなしで、警察に逮捕された時点で容疑者が否認したとしても犯人であると決めつけ、その人の私生活やら卒業

    「容疑者」=「犯人」ではないという当たり前の話 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/02/13
    精密司法(笑)。確かに猫カフェの件はどうかと思う。けれど逆に、こうまで祭り上げてしまったら、当局も後には引けんだろう。 / 「容疑者」=「犯人」ではないという当たり前の話
  • セルフブランディングに潜む危険性 - 脱社畜ブログ

    セルフブランディングという言葉がある。wikipediaによると 企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること のことを言うらしい。 企業もある程度の大きさになるとコーポレートブランディングを行うが、それの個人バージョンと考えればそんなに間違いはなさそうである。人間、生きていればそれなりに評判というものも出てくるような気がするが、そういった自然発生的な評判ではなく、ソーシャルメディアなどを利用して、ある程度意図的に自分のブランドイメージを作り上げる行為を「セルフブランディング」というらしい。 「セルフブランディング」は、いわゆる個人事業主(ノマド)界隈の人たちと親和性の高い言葉のようである。というのも、人から仕事をもらうという業態で個人事業を行うのであれば、その事業主の評判は、当然ながら営業力に関わってくる。また、誰かに何かを販売するという業態をと

    セルフブランディングに潜む危険性 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/02/01
    セルフブランディングに潜む危険性
  • 誰にも必要とされなくたって、人間は生きていて構わない - 脱社畜ブログ

    昨日の夜、ぼーっとtwitterのタイムラインを眺めていると、情熱大陸に作家の田中慎弥さんが出ているという話が流れてきた。普段はほとんどテレビを見ないが、田中さんには強い興味を持っていたので、僕は慌ててテレビをつけた。 田中慎弥さんといえば、誰もが一年前の芥川賞受賞時における不機嫌会見を思い出すだろう。「都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」という挑発的な会見時の言葉は、各種メディアで放送され波紋を呼んだ。田中さんは新人賞を受賞するまでの14年間、アルバイトも含めて一度も働きに出ることなく、小説に打ち込んできたという、凄まじい経歴の持ち主である。そんな田中さんの作家生活を知ることができた今回の放送は、とても興味深いものだった。 今時、携帯電話も持たず、執筆もパソコンやワープロを使わず2Bの鉛筆で行うというスタイルで、なんだか昭和の文豪を見ているような気分にさせられる。偏屈

    誰にも必要とされなくたって、人間は生きていて構わない - 脱社畜ブログ
  • 「コミュニケーション能力」と十把一絡げに捉えることの弊害 - 脱社畜ブログ

    就職活動において、企業が学生に求める能力の定番に、「コミュニケーション能力」がある。経団連の実施した「新卒採用(2012年4月入社対象)に関するアンケート調査結果」によると、企業が採用選考時に重視する要素の第1位は 、9 年連続で「コミュニケーション能力」だったそうだ。多くの企業が、採用において学生に「コミュニケーション能力」を要求しているということがわかる。 経団連:新卒採用(2012年4月入社対象)に関するアンケート調査結果の概要 http://www.keidanren.or.jp/policy/2012/058.html 学生側にも、コミュニケーション能力をアピールしなければならない、という意識はあるようで、「サークルのリーダーとして云々」、「アルバイトにおいて云々」、「学生団体を立ちあげて云々」などなど、ありとあらゆる方法で自分にコミュニケーション能力があることをアピールしようと

    「コミュニケーション能力」と十把一絡げに捉えることの弊害 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2013/01/07
    BtoBかBtoCかの時点でだいぶ違ってくると思う。
  • 明らかに高望みし過ぎている企業の「求める人材像」 - 脱社畜ブログ

    会社の採用ページを見てみると、「求める人材像」なるものが書かれている場合がある。そこには、「コミュニケーション能力」だとか「グローバル視点」だとか、「粘り強さ」とか、立派なことがいくつも列挙されている。例えば、以下は花王の採用ページに書いてあった求める人材像である。 花王の求める人材像 1.自ら革新することに挑戦し続けられる、チャレンジを続けられる人材 2.職務や役割に応じた、高度な専門性を身につけ、エンプロイアビリティーがあり、環境変化に強く、自らを律することのできる、高い専門性を持った人材 3.グローバルな視点を持ち、世界の多様な技術仕事の仕方に目を向け、学び、実践する、国際感覚豊かな人材 4.双方向の対話に努め、協働による高い成果を生み出すことのできる、チームワークを大切にして、協働で成果をあげる人材 5.価値観を共有でき、倫理観に富む、高い倫理観を持った人材 http://www

    明らかに高望みし過ぎている企業の「求める人材像」 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2012/12/21
    こうなると中身より演技力を磨いたほうがいいな。
  • 「現実的ではない」の一言で法を軽々しく飛び越える人たち - 脱社畜ブログ

    Q&Aサイトの教えて!gooに、こんな残念な質問が掲載されていたことを昨日見つけた。 一般職が有給休暇取りすぎて困っています。 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7814694.html 質問者の考え方が間違っている、という話はこのブログの過去記事をいくつか並べるともうそれでおしまいなのだが(例えば、『有給を取ることは「申し訳ない」ことなのか』、『定時で帰宅、有給全部消化で何の問題もない』など)、今回はそれは置いておいて、この質問の以下の部分に着目した話を書きたいと思っている。 人事や経営陣に求めて有休完全取得を前提にした人員の用意をさせるというのは現実的ではないので、どうにか一般職に有休取得を減らしてもらう方法はないでしょうか? (強調は日野瑛太郎) この「現実的ではない」というフレーズは、法律を飛び越えるときに結構よく使われるお決まりのセリフだと僕は思っている。例

    「現実的ではない」の一言で法を軽々しく飛び越える人たち - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2012/12/20
    実際は取るなとは言わないけどそういう空気を出しているところが多い。
  • どんなに考えても、入社後の「こんなはずじゃなかった」は避けられない - 脱社畜ブログ

    誰だって、最初からブラック企業や社風が自分と合わない企業に入りたいとは思っていない。就職活動の際には、基的には自分が働いてもいいと思う会社を中心に受ける。全く内定が出ずに選択の余地がなくなり、「働いてもいい」と思う会社の裾野が見境ないレベルまで拡大する例はあるにせよ、誰もが入社後の「あぁ、こんなはずじゃなかった」は避けたいと考えている。 しかし、現実はそうはいかない。新卒入社の社員は3年で3割が辞める。また、今年の新入社員に対する秋の意識調査によると、「今の会社に一生勤めようと思っている」と回答した社員は、春から秋にかけて60.1%から30.6%に下落しており、約30%の社員が入社後半年働くことで、入社前の印象と現実とのギャップを感じていることがわかる。 公益財団法人日生産性部 - 2012年度 新入社員 秋の意識調査 http://activity.jpc-net.jp/detai

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  • 自民党の「勝ちすぎ」が民主主義を脅かす - 脱社畜ブログ

    今日は、衆議院議員選挙である。選挙特番を見た感じでは、ある程度予想がついていたことではあるが、今回は自民党の圧勝に終わりそうだ。テレビ朝日の言葉を借りれば、今回自民党は「300議席近く」獲得する勢いだそうである。 僕は別に自民党の支持者でも、民主党の支持者でもないのだけど、今回のように特定の政党が「勝ちすぎてしまう」という状態は、民主主義そのものを脅かす危険があり、あまり歓迎できることではないと思っている。戦前の大政翼賛会を挙げるまでもなく、違う考えの人たちがいるからはじめて議論が起こるわけで、ある政党の力が極端に強すぎるという状態は、あまり民主主義的にはよろしくない。 野党に力があると、国会で審議がひたすら長引いて法案が通るのに時間がかかりすぎるので問題だ、ということを言う人がいるかもしれない。これはそのとおりで、民主主義という制度に内在している限界でもある。民主主義も、別に完全無欠な最

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  • 生活保護叩きの根底に存在する「日本的なるもの」 - 脱社畜ブログ

    以下は、いま話題になっている生活保護に関する記事である。 生活保護は増えてないし、もっと大事なことは増えて何が悪い、ということ - 猿虎日記(さるとらにっき) http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20121213/p1 生活保護の議論で僕が問題だと思うのは、この記事のようなデータに基づく議論がほとんどなされず、印象ベースの議論がずっと続いているということである。「生活保護の不正受給が、いま問題になっている」という主張をする人がいるが、統計的にそれは正しくない。重要なことだと思うので、上記記事が引用している日弁連パンフの解説を再掲する。 (前略)不正受給の割合でみると、件数ベースで2%程度、金額ベースで0.4%程度で推移しており、大きな変化はありません。また「不正受給」とされている事例の中には、高校生の子どものアルバイト料を申告する必要がないと思っていたなど、不正受

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    kagurakanon 2012/12/16
    みんな不幸になることでみんな幸せな社会構造か。
  • 従業員目線と経営者目線の両方を求められる日本の職場 - 脱社畜ブログ

    東京大学の中原淳先生のブログにあった以下の記事が、少し前に話題になっていた。 仕事を振ると「なぜですか?」と問われる : 「意味や理由」を求める若い世代!? にイラつく理由 http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/11/post_1902.html この記事は、上の世代が若者の「なぜ?」にイラつくメカニズムを考察したものなので、「なぜですか?」の問いを若者が発することに対してや、あるいはそれにイラつく上の世代を批判するものではない。僕自身は、若い世代に含まれる(と自分では思っている)ので、「お前は考えなくていいんだ、言われたことをそのままやっていればいいんだ」という上の態度には断固反対の立場を取りたいが、その話は今回は置いておく。これを読んでまず思ったのは、このような話題が出てくる程度には、まだ「お前は言われたことをやってればいいんだ」的な暴論が罷り通る

    従業員目線と経営者目線の両方を求められる日本の職場 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2012/12/15
    何となく感じられる空気をここまで言語化できるのは凄い。
  • 「権利行使には義務が伴う」というフレーズに対するよくある誤解 - 脱社畜ブログ

    昨日、片山さつき氏の人権天賦説放棄発言についての記事を書いたが、この記事に対する反応で、「権利行使に義務が伴うことは自然」という反論をする人がtwitterなどを見るとちらほらいたようである。 この、「権利行使には義務が伴う」というフレーズほど、誤解されているものは無いと僕は思う。今日は、その指摘をしておこう。 よくある間違いなのだが、この「権利行使には義務が伴う」というのは、「義務を果たすことによって、初めて権利が付与される」という意味ではない。権利行使を義務の対価と考えるのは、(近代の自由主義的な考え方の下では)正しくない。例えば、かつては日にも一定額以上納税をしないと選挙権が無かったという暗い時代があったわけだが、「権利を義務の対価」と考えると、このような考え方を肯定することになりかねない。 「権利行使には義務が伴う」というのは、もっと単純な話である。例えば、僕には選挙権がある。投

    「権利行使には義務が伴う」というフレーズに対するよくある誤解 - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2012/12/08
    権利の内在的制約として誰かの権利を妨げない義務があるだけだろう。
  • 片山さつき(と自民党)は日本全体をブラック企業に変えるつもりなのか - 脱社畜ブログ

    片山さつき氏の以下のツイートが、話題になっている。 「前文にしました!」じゃねえよ、と言わずにはいられない。 このツイート内容の時代錯誤さに、僕は開いた口が塞がらなくなった。「人権は、人が生まれながらにして持つ当然の権利であり、いかなる場合も剥奪されない」という天賦人権説の真っ向否定である。天賦人権説は、近代的な人権思想のコアと言ってもよい。天賦人権説を否定するということは、人類が闘争の末に獲得してきた人権思想そのものを否定するのと同じことだ。片山氏は、日を近代以前に戻そうという考えであるらしい。さらに驚くのは、これが片山氏独自の考えというわけではなく、自民党の公式見解でもあるということだ(自民党改憲案Q&A:Q2・Q13)。 天賦人権説を否定し、「権利が当然に付与されるものではなく、義務を果たして初めて付与される」と考えると、先進国家とは思えないような理不尽な状態が多く生じることになる

    片山さつき(と自民党)は日本全体をブラック企業に変えるつもりなのか - 脱社畜ブログ
    kagurakanon
    kagurakanon 2012/12/08
    権力抑制装置としての近代憲法の本質を完全に忘れた発言。