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ブックマーク / ides.hatenablog.com (6)

  • ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート

    鈴木裕美(香川大学医学部助教) 鈴木裕美さんは「過剰なドーパミン放出が報酬系を壊し、神経を死滅させる」と述べている。 観音寺市議会の合田隆胤議員のページ(参照)で紹介。 一応、注釈を入れておくと、報酬系が壊れる?のはダウンレギュレーション仮説であり、神経を死滅させるは神経変異仮説である。鈴木裕美さんは別のものをごちゃごちゃに理解しているようだ。鈴木裕美さんはつっこみどころが満載なので、また後日エントリーを入れたい。 香川教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」 また、香川教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」(参照)では下記の写真が使われている。 この画像は久里浜医療センターの樋口進さんもよく引用している画像である(参照)。 この脳萎縮が起こるとして画像が引用されているYaoらによる論文はどういった内容なのだろうか。 Yaoらによる論文 pubmed.ncbi.n

    ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート
    kaionji
    kaionji 2023/07/23
  • 久里浜医療センター、男性のインターネット・ゲーム障害有病率を男性16.2%とする論文を書く - 井出草平の研究ノート

    久里浜医療センターはちっとも科学的研究をしないという批判に応えてなのか、最近、久里浜から基礎研究の論文がいくつか出ている。今回は10月に出版されたIGDT-10というインターネット・ゲーム障害(DSM-5)についての論文を取り上げる。 Mihara, S., Osaki, Y., Kinjo, A., Matsuzaki, T., Nakayama, H., Kitayuguchi, T., Harada, T., & Higuchi, S. (2022). Validation of the Ten-Item Internet Gaming Disorder Test (IGDT-10) based on the clinical diagnosis of IGD in Japan. Journal of Behavioral Addictions. https://doi.org/10

    久里浜医療センター、男性のインターネット・ゲーム障害有病率を男性16.2%とする論文を書く - 井出草平の研究ノート
    kaionji
    kaionji 2022/12/19
    久里浜医療センターでもう分かる
  • 「ネットやゲームで前頭前野機能が低下した人がフリーター・ニートになる」大山一郎香川県議 - 井出草平の研究ノート

    前回に引き続き香川件のネット・ゲーム規制条例を主導的に推し進めている大山一郎県議の2009年の発言から。 2009年03月10日:平成21年[2月定例会]経済委員会[商工労働部、観光交流局、労働委員会 http://www.db-search.com/kagawa/index.php/7090752?Template=doc-one-frame&VoiceType=OneHit&VoiceID=63061 この委員会で下記の発言を大山県議は行っている。 また、最近は携帯依存症、テレビゲーム依存症、それからネット依存症の彼らは、私は一般質問で何回も言いましたが、前頭前野機能といいまして善悪を判断したり持続性を持ったり、そういうような機能が低下しておったり、またそこに依存してしまいますから社会に適応できない。そういう人たちがニート、フリーターになっているので、特にニートの世界はそういう人たちが

    「ネットやゲームで前頭前野機能が低下した人がフリーター・ニートになる」大山一郎香川県議 - 井出草平の研究ノート
    kaionji
    kaionji 2020/02/15
    ニートやフリーターの犯罪は責任を問えないようにしよう
  • 速水融『歴史人口学で見た日本』 - 井出草平の研究ノート

    歴史人口学で見た日 (文春新書) 作者: 速水融出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/10メディア: 新書購入: 8人 クリック: 120回この商品を含むブログ (32件) を見る 論文を読んで、興味深かったので新書で出ているものを読んだ。この新書も非常に面白い。 お勉強のためにメモ。 古代の日の人口については、やはり戦前の人だが、数学者の沢田吾一が奈良朝時代の戸籍(断片しか残っていないが)を使って、当時の人口は五百六十万人という推定をしている(『奈良朝時代民政経済の数的研究』)。この推定は現在の研究から見てもそれほど遠く離れてはいない。(p67-8) 奈良時代の日の人口は560万人程度。 私は、けっしてぴたりとした数字は出ないが、千二百万人プラスマイナス二百万人くらいが江戸初期の人口ではないだろうかと推計したのである。(p69) 江戸初期の人口は1200万程度。奈良時代か

    速水融『歴史人口学で見た日本』 - 井出草平の研究ノート
    kaionji
    kaionji 2011/03/05
  • 第3回オーマイ読者相談室 15年引きこもりの息子をどうしたら? - 井出草平の研究ノート

    読者からの疑問に専門家が答えるというもの。「15年引きこもりの息子」の相談。(via chikiさん) 15年前から引きこもりの次男は今年30歳。大人しく部屋でインターネットなどをしているようですが、夫も来年には定年になり、いつまで親が養っていけるか心配です。やばい状況を自覚させるにはどうしたら? (58歳女性、専業主婦) http://www.ohmynews.co.jp/news/20080521/25341 斎藤環氏による回答 森永卓郎氏による回答 斎藤環氏による回答は対応の圧縮版。細かいことは文末にあるように『ひきこもり救出マニュアル』(PHP研究所)を参照した方が良いと思われる。一番難しいのは「気楽で無内容なおしゃべり」というものだと思われる。何気ないことが一番難しい。 その他の回答など。 昿野洋一氏による回答「勝手に私も回答」(経験者による引きこもり対応マニュアル) 昿野洋一氏

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  • 最低賃金の引き上げによって格差は縮まらない - 井出草平の研究ノート

    JMM『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』【メール編:第408回】より。「経済格差」についての質問に対する土居丈朗(慶應義塾大学経済学部助教授)の回答。 政府・地方自治体の支出によって、「経済格差」を解消すべきかどうかについては、当然ながら、財政の機能の1つとして所得再分配機能がありますから、政府・地方自治体の支出によって格差是正が期待されるところではあります。 しかし、実際に、政府がうまく格差是正に成功するか否かは自明ではありません。経済学で有名な例として、最低賃金制があります。一見すると、最低賃金制は、賃金の下限を定めて、働いている人が不当に安価に雇われないようにし、所得格差を是正するしくみと見えます。しかし、経済学的に見れば、最低賃金制がもうけられることによって、最低賃金以下しか労働の限界生産性がない人は、ほとんど雇われなくなってしまって、所得を稼ぐ機会が奪われてしまい、かえって所

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