これまでの電子書籍の歴史でも、最も奇妙な事件が起こった。Barns & Noble社の電子書籍リーダー『Nook』向けに提供されていたレフ・トルストイの小説『戦争と平和』の英語版において、kindleという単語がすべてnookに置き換わっていることが発見されたのだ。 フィリップという鋭い読者がブログですっぱ抜いたところによると、まず彼は、次の一文につまずいたのだという。 「それはあたかも、彫刻がほどこされ彩色されたランタンがヌークされた(nookd)ようだった…」(It was as if a light had been nookd in a carved and painted lantern…)。「Nookd」という単語が繰り返し使われていることに気がついたフィリップ氏が、より正確な翻訳を確かめようとして紙の書籍を調べてみると、そこでは「kindled」という単語が使われていた。 何