いまのネットをぶち壊して再創造? 欧州原子核研究機構(CERN)の職員だったティム・バーナーズ=リー(Tim Berners-Lee)氏は、World Wide Web(WWW)の構想を立ち上げ、ハイパーテキストシステム(HTTP)の原型を生みだした功績から、Webの生みの親とも称されてきました。でも、それから数十年の時が経過し、インフラとして発展を遂げた現在のインターネットに、同氏は満足していないようです。 Webは人々の目に入るものをコントロールし、インタラクティブに人と人がつながるメカニズムを構築する存在になった。それはすばらしいことだ。しかしながら、検閲やアクセス遮断、コンテンツの情報操作、意図せぬサイトへの誘導など、クリエイティブなスピリットを台無しにするものでもある。 このように懸念を表明した同氏は、米国カリフォルニア州サンフランシスコに、インターネット業界で著名なエンジニアた
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