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ブックマーク / blog.livedoor.jp/editors_brain (7)

  • 編集者の日々の泡:「アニメ化を断った話」を考えた話

    2019年03月30日 「アニメ化を断った話」を考えた話 Tweet なんかアニメ化断念作家の話が周囲で話題になっていた。これなんだが。新人作家が編集者に翻弄された経緯を綴ったエッセイで、一読した印象としては無残な感じだ。 このエッセイに対し、「これは編集者あるあるである」的な感想を残している方がいる。それは正しい面もあるが、厳密には間違いなので、編集者である私の感想など書いておこうかなあと。 まず編集者といっても、担当媒体でかなり行動原理が違う。私は雑誌系編集者だが、著者(ライター)からのメールを1か月放置するなどあり得ない。当たり前だが、それでは月刊誌だろうが週刊誌だろうがが出ない。 雑誌編集者なら1日100以上は普通にメールを処理するはず。たとえそうでも締め切りで忙しくても、基的には数時間以内には返答メールを出すはずだ。結論を出すのが難しい案件であれば、「今はわからないが、多分

    kaitoster
    kaitoster 2019/04/04
    『その年3本のアニメを計画しているとしても、声だけは30作に掛けておく。小説が実際売れたら「この間の話のように、うちが進めます」と進む。売れなかったら、なんだかんだ理由をつけて自然消滅に持ち込む』
  • 編集者の日々の泡:秋田書店のコンプライアンス、大丈夫すかね。 ――元社員の告発>即日反論。ウソプレゼント>1年半だんまり――

    2013年08月22日 秋田書店のコンプライアンス、大丈夫すかね。 ――元社員の告発>即日反論。ウソプレゼント>1年半だんまり―― Tweet ウソ読者プレゼントで景表法に違反してまでせっこい「コストカット」に努めていた秋田書店だが、ついには内部告発解雇されたと称する元社員が登場してニュースに。 これに対して、秋田書店は迅速に社告を出した。 詳細は社告を読んでもらうとして、秋田書店の主張は以下だ。 元社員は、あたかも社内の不正を指摘し、改善を訴えたために解雇されたなどと主張しておりますが、解雇の理由は、元社員が賞品をほしいままに不法に窃取したことによるものです。(社告) まとめると主張の違いは以下だ。 元社員:不正プレゼント内部告発したら怒られた。休職の末、濡れ衣で解雇。 秋田:元社員はプレゼントをパクっていた。それで解雇。 あとは法廷で、ということになるのだろう。 ただ、発端のニセプ

    kaitoster
    kaitoster 2013/08/22
    『秋田書店は、元社員の報道に、1日も待たず、とんでもなく素早く社告を出した。それに対し、ウソプレゼントを「徹底調査」で中止してから、なぜ1年半も社告すら出さなかったのか。』
  • 編集者の日々の泡:楽天kobo「大炎上」は、編集者として実に残念 ――誰かひとりでも「このまま発売しちゃ駄目だ」って……

    2012年07月31日 楽天kobo「大炎上」は、編集者として実に残念 ――誰かひとりでも「このまま発売しちゃ駄目だ」って…… Tweet ところで楽天が発売する電子書籍端末koboの歴史に残る「不具合」スタート、編集者であり多少は電子書籍に関わったという立場上、少しはコメントしておく。 koboの失敗を語るときどうしても書かざるを得ないのは、「電子書籍云々」とはまったく別の側面だ。実際、kobo大炎上は、いくつかの失敗が複合的に重なって起きている。大きな部分は以下のようなものだ。 1 ローカライズ失敗による、「設定すらできない謎端末」問題 2 事前の宣伝「日語書籍3万点」>蓋を開けたら「2万点で、半数以上が青空文庫」といった類の「誇大広告」問題 3 こうした問題を指摘した大量の楽天市場「koboユーザーレビュー」を全て削除するという「驚きの荒技」問題 まず「1 ローカライズ失敗」問題。

    kaitoster
    kaitoster 2012/07/31
    三木谷は周りにイエスマンしか置かないか
  • 編集者の日々の泡:講談社「スティーブ・ジョブズ」、100万部出て「まさかの赤字」。背景は米国の……

    2012年02月09日 講談社「スティーブ・ジョブズ」、100万部出て「まさかの赤字」。背景は米国の…… Tweet ところで講談社が伝記「スティーブ・ジョブズ」の販売状況を公開したらしい。 前後編で100万部以上出たわけだけど、赤字だそうだ。 日市場の場合、通常書籍は初版では赤字の「バーゲン価格設定」で販売され、運良く増刷りが掛かったときに黒字化していくのが一般的。 とはいうものの、もちろん増刷りが掛かりまくって100万部出てすら赤字(1冊あたりは50万部だけど)というのは、商品設計になにか決定的な問題点があったとしか思えない。まして1冊約2000円という高額書籍なのに。 理由は高額ロイヤリティーだそうだ。 米国では同書の標準小売価格は35ドル。まあ3000円といったところ。前後編に分かれておらず1冊だ。 日の場合前後編2冊合計で4000円。もちろん英語書籍と日語書籍の市場規模は比

    kaitoster
    kaitoster 2012/02/09
    『「100万部で赤字」試算でよく社内の企画会議通ったなあとは思うけど、まあ電子書籍版含めて黒字化したらしいから、担当役員は首の皮つながって一息ついてるんじゃないの。文庫化で今度こそ稼げるといいね。』
  • 編集者の日々の泡:「地震後」の仕事を生きる。印刷インクが春にも逼迫?

    2011年03月30日 「地震後」の仕事を生きる。印刷インクが春にも逼迫? Tweet 地震で紙の供給に問題が生じて出版界が大騒ぎになっていることは、この間書いた。紙がすべての原因ではないだろうが、少年ジャンプとかも合併号発行に追い込まれている。 でまあどたばたしているのだが、紙問題も片付いてないのに、次はインクが問題になっている。インク製造は原料調達が多岐にわたるが、そこここの段階で工場が被災した。そのためインク製造は危機的状況で、需給が逼迫しつつある。 今確保されている在庫は春までとかインクメーカーが海外から緊急輸入して「インク屋の意地に掛けても調達する」と心意気を示してたりとか、噂もいろいろ。「ご協力のお願い」が広く出版業界に撒かれているようだ。 頑張ってほしい。 紙もインクも逼迫している状況では、いずれ「刊行間隔変更」や厳しい減ページに追い込まれる媒体も出てくることだろう。その影響

    kaitoster
    kaitoster 2011/03/30
    全部電子化すれば問題ない
  • 編集者の日々の泡:手を上げて電子出版を担当 ――番外編「昨日聞いたとんでもなく悲惨な話」

    2010年11月23日 手を上げて電子出版を担当 ――番外編「昨日聞いたとんでもなく悲惨な話」 Tweet 今日はダイエット話の続き予定だったが、それは明日に送って、電子書籍話を急遽差し込みにて。 電子書籍については私も担当することになったのでここのところいくつかエントリーを上げていて、予定では次回は私が市場を睨んで決めた値付けについてだったのだが、そこからも離れて「番外編」で行く。 なぜ急にイレギュラーなエントリーを上げるかと言うと、昨日ウチの会社の電子書籍販売担当者に聞いた話が、あまりにも強烈だったからだ。 書いちゃおう。 とある出版社のとある部署で電子書籍を発売したものの、現時点で「1部も売れてない」のだという。冗談でなく事実だ。 すげえ! 凄すぎるぞ電子書籍(笑) 斜め上とは言わないが、想像のはるか上の暴君っぷりだ。オレに伝説を見せてくれてありがとう(心)。 紙の書籍なら、どんな

    kaitoster
    kaitoster 2010/11/23
    電子書籍は宣伝しないと誰にも認知されないのか
  • 編集者の日々の泡:1世帯あたり月の雑誌購入額「376円」の「衝撃」、業界に走る!

    2010年02月01日 1世帯あたり月の雑誌購入額「376円」の「衝撃」、業界に走る! Tweet 日経に出てたんだけど、2009年7-9月に1世帯が雑誌に支出した金額が1129円だそうだ(総務省調査)。 ――つまり1か月あたり376円。 これを読んで私は、ちびまる子並にタテセンが入ったよ(笑)。 早い話、月1冊買うか買わないかくらいという話だろ、このレベルだと。しかも恐ろしいのが、これが「ひとりあたり」でなく「1世帯あたり」ということ。1世帯平均3人とすれば、ひとりに直せば「3か月に1冊」って話じゃん。 2009年の雑誌販売部数は前年比-6.9%と急落したけど、それが良くわかる話。ちなみに販売金額は-3.9%。つまり1冊あたりの単価が上がってるわけで、おそらくだが宝島などの付録効果だろう。それでもカバーできてないのが悲惨だが。。。 以前から言われていた要因のひとつが「携帯にわれた(時間

    kaitoster
    kaitoster 2010/02/02
    確かに本は買っても雑誌は買わないな・・・。 RT @rioysd: こ、これは、キツイな >1世帯あたり月の雑誌購入額「376円」の「衝撃」、業界に走る!
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