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ブックマーク / huyukiitoichi.hatenadiary.jp (15)

  • 星雲賞受賞作にして藤井太洋のあらたなる代表作といっても過言ではない、未来の戦争を描き出した長篇SF!──『マン・カインド』 - 基本読書

    マン・カインド 作者:藤井 太洋早川書房Amazonこの『マン・カインド』は、至近未来ー近未来を主な舞台に選び、現実の社会情勢や技術の延長線上で様々な短篇・長篇を発表してきた作家、藤井太洋の最新長篇だ。最新とはいっても作はSFマガジンで2017年〜21年まで連載しており、翌年の星雲賞(日SF賞で、SF大会の参加者の投票で決定される)の長篇部門を受賞している。 つまり連載当時から高い評価を受けていたわけだが、なぜ単行化が今日まで伸びたのか? といえば理由は僕も何も知らないが、単純に忙しかったのか、もしくは連載版に比べて大幅に加筆修正をしたそうなので、「より完璧な」形を目指すのに時間がかかったのだろう。そんなこんなで期間があいたこともあって、連載版で読んではいるものの初読のような気持ちで読み始めたのだが、いやーこれがおもしろかった! 作の舞台は2040年代の未来。この世界ではAIドロ

    星雲賞受賞作にして藤井太洋のあらたなる代表作といっても過言ではない、未来の戦争を描き出した長篇SF!──『マン・カインド』 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2024/10/01
    ファイブスター物語がそういう設定じゃなかったっけ。通常兵器の戦争では人が死に過ぎるから巨大ロボット同士の戦争で決着をつけるみたいな。
  • ロマンタジーブームの火付け役となり全米で400万部以上を売り上げた近年最大の話題作であるドラゴン・ファンタジイ──『フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫-』 - 基本読書

    フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫- 上 作者:レベッカ ヤロス早川書房Amazonこの『フォース・ウィング』は現代を舞台にしたロマンス物の著作が多数あるレベッカ・ヤロスの初のファンタジイにして、全米で400万以上を売り上げ超大ヒット作となった(すぐにドラマ化権もAmazonに購入された)長篇シリーズの第一部だ。ロマンス✗ファンタジーをかけあわせた単語「ロマンタジー」ブームの火付け役として知られ、シリーズの第二部も記録的な予約数を誇り──と、とにかく人気がスゴい。 読み始める前は《ロマンタジー》ブームの火付け役といったって、ファンタジイには多かれ少なかれロマンスの要素はあるし、特筆すべきことか? と、期待値としては高くなかったんだけど、読み始めたらそんな懐疑的な姿勢も一瞬で吹き飛んでしまった。まず、確かに作はロマンスに重点が置かれているのだが、それ以上に物語のプロットは実に少年漫画

    ロマンタジーブームの火付け役となり全米で400万部以上を売り上げた近年最大の話題作であるドラゴン・ファンタジイ──『フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫-』 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2024/09/23
    『たとえば最初に騎手科に入った人間は、大学本部と、騎手科の砦を隔てる渓谷にかかっている石の橋をわたる必要があるのだが、その幅は45センチしかない。高さは地上60メートルで、落ちたら間違いなく死ぬ』
  • 高野秀行の新たなる代表作といえる、イラクのカオスな湿地帯を舟を造るために奔走する傑作ノンフィクション──『イラク水滸伝』 - 基本読書

    イラク水滸伝 (文春e-book) 作者:高野 秀行文藝春秋Amazonこの『イラク水滸伝』は、『独立国家ソマリランド』などで知られるノンフィクション作家・高野秀行の最新作だ。間にコロナ禍を挟んだこともあって取材・執筆に6年がかかったという大作で、事前の期待は大。家に届いた瞬間からいてもたってもいられずに読み始めたが、おもしろすぎて当日中に最後まで読み切ってしまった。 今回のテーマはイラクとイランの国境近くにある「湿地帯」。ティグリス川とユーフラテス川の合流点付近には、最大時には日の四国を上回るほどの大きさの湿地帯が存在し、そこには30〜40万人の水の民が暮らしているという。そこで暮らしているのは、アラビア語を話すアラブ人ながらも、生活スタイルや文化が陸上の民とはまるで異なる人々であるという。しかも、道路もなく隠れやすいので、戦争に負けた者や迫害されたマイノリティが逃げ込む場所で──と、

    高野秀行の新たなる代表作といえる、イラクのカオスな湿地帯を舟を造るために奔走する傑作ノンフィクション──『イラク水滸伝』 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2023/07/28
    『現代の湿地帯の住民はなぜか識字率すらも低く、古代の時代の方が文明が進歩している』←イラク国内に住んでいるのに学校教育すら拒否している人たちがいるのか。
  • 運動不足な読書家、ゲーマーはエアロバイクを漕ぐべし - 基本読書

    アルインコ(ALINCO) フィットネスバイク AF6200 見やすい大型液晶メーター エアロマグネティック 8段階負荷調節 テレビで紹介された 静音 サドル調整 組立簡単 心拍測定 簡単移動 タブレットトレー アルインコ(Alinco)Amazon今年買ってよかったもの記事でも書こうかなあと思ったのだけど、自分の場合これは一択(エアロバイク)しか存在しなかったので、むしろエアロバイク普及記事を書こうと突如思い至った。とにかくこれはよかったので、今更感もあるが、運動できない/したいと悩んでいる人、特に読書家やゲーマーにオススメしたい。何しろ、これなら運動しながら読書ができるし、ゲームだって(対戦系ゲームは難しいが)できるし無論のことゲーム配信や映画やドラマを見ることだってできるのである。 なぜ運動しようと思い立ったのか そもそもなぜ運動しようと思い立ったのか。その流れを最初に書いておくと、

    運動不足な読書家、ゲーマーはエアロバイクを漕ぐべし - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2022/12/14
    どうせ一日一回は外出するんだから、その時に買い物がてらサイクリングすればエアロバイク必要ないのでは感がある。
  • 弾圧が行われているとされる新疆ウイグル自治区で、実際に何が行われているのか?──『AI監獄ウイグル』 - 基本読書

    AI監獄ウイグル 作者:ジェフリー・ケイン新潮社Amazonこの『AI監獄ウイグル』は、近年弾圧が激しくなっているとされるウイグルで、実際に何が行われているのか、150人以上のウイグル人の難民、技術労働者、政府関係者、元中国人スパイにインタビュー取材をしその結果をまとめた一冊になっている。 書で描き出されているのは、チャットアプリによるメッセージや電話がすべて監視され、家の前には個人情報が詰まったQRコードが貼られ、身体情報から移動履歴などすべてのデータを元に犯罪を起こす可能性のある人物をAIが自動的にピックアップする「デジタルの牢獄化」したウイグルの姿である。これまで、断片的なニュース情報を読むことでウイグルで相当なことが行われていることはわかっていたつもりだったが、実際に収容所などを体験した人物のレポートはあまりにも衝撃的だ。 読み終えた夜は、自分が強制収容所に入っている悪夢を見たぐ

    弾圧が行われているとされる新疆ウイグル自治区で、実際に何が行われているのか?──『AI監獄ウイグル』 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2022/01/23
    『メッセージや電話がすべて監視され、家の前にはQRコードが貼られ、移動履歴などすべてのデータを元に犯罪を起こす可能性のある人物をAIが自動的にピックアップする「デジタルの牢獄化」したウイグル』
  • 分厚いハードカバーばかり持っている人間が家の本の電子書籍化に手を出した経過報告 - 基本読書

    最近家の電子書籍化に着手している。もともと僕はは大量に買うが、それをいつまでもとっておくのではなく、定期的に売るか捨てるかしていた。理由は単純で、家が狭く、引っ越しが多いからだ。転職も多く、乗り物酔いがひどく、電車に乗っただけで吐きそうになるので、毎回会社の徒歩圏内に引っ越す必要があるのである。 一人暮らしなので当然ワンルームだ。そうすると、を何千冊も置いておくスペースは存在しないし、持ち運ぶのも非効率だ。なので、泣く泣くたちを処分する。過去のを参照する必要がある時も多いが’、そういう時は諦めて2000円のだろうが、古書で5000円になっていようが、諦めて買い直していた。その再購入費用はだいたい年間5万〜10万程度で、場所代・保管費よりは安い、という塩梅であった。 ところが、先日SF年間ベスト記事で告知を出したが、いまSFについてのを書いていて、大量のを買い直したり資料を

    分厚いハードカバーばかり持っている人間が家の本の電子書籍化に手を出した経過報告 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2021/01/21
    『スピードはそこまで早くはないが、疲労度は少なく、悪くはない。400ページ超えの本の場合、裁断で20分ぐらい。スキャンで10分ぐらいといったところか』
  • この10年で最高のロシアSFと言われる傑作終末SF──『サハリン島』 - 基本読書

    サハリン島 作者:エドゥアルド・ヴェルキン発売日: 2020/12/22メディア: 単行このエドゥアルド・ヴェルキン『サハリン島』は、ロシアのメディアで、この10年で最高のロシアSFと評されているSF長篇である。「この10年で最高」というのは、気軽に使うにはリスキィな褒め言葉だ。何しろ、これでつまらなかったら他のこの期間に発表されたロシアSFはいったいなんなんだ、という話になってしまう。 なので、話半分というか……、勢い余って言い過ぎちゃった人がどっかのメディアにいたのかな? ぐらいの心持ちで読み始めてみたのだけれども、いやはや……。これはたしかに、この10年で最高のロシアSFかどうかはわからないがめちゃくちゃおもしろい! 表面的な題材だけ抜き出してみれば、ゾンビ的な感染症に第三次世界大戦による終末世界化、変容してしまった世界を二人の男女が旅をするという、ありきたりなポストアポカリプス物

    この10年で最高のロシアSFと言われる傑作終末SF──『サハリン島』 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2020/12/30
    ゴールデンカムイといい今作と言い、いつの間にか樺太が物語の黄金地帯になっているのか。
  • ヒューゴー賞を三年連続で受賞し、荘厳なアートワークで圧倒する化け物級のエピック・ファンタジィ・コミック──『モンストレス』 - 基本読書

    モンストレス vol.1:AWAKENING (G-NOVELS) 作者: マージョリー・リュウ出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 2017/12/22メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るこの『モンストレス』はいわゆるアメリカン・コミックで、中国アメリカ人のマージョリー・リュウが原作、日人のタケダサナが作画をそれぞれ担当して、現在も刊行が続いているファンタジィ・シリーズである。最新刊は現状三巻まで。 で、一巻が出た頃から話題になっていたのだが、その後の快進撃が凄い。その年のヒューゴー賞のグラフィックストーリー部門を受賞。アイズナー賞、英国幻想文学大賞など数々の栄誉ある賞を獲得し続け、話題はその後も継続し続けている。たとえばヒューゴー賞は、3年連続(2017、18、19)で受賞、18年についてはグラフィックストーリー部門とプロアーティスト部門で原作者と作画者が同時受

    ヒューゴー賞を三年連続で受賞し、荘厳なアートワークで圧倒する化け物級のエピック・ファンタジィ・コミック──『モンストレス』 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2019/09/22
    作画担当のタケダサナってセガのデザイナーからマーベルコミックスの漫画家になった経歴の人なのか。
  • 森博嗣の傑作を見事にコミカライズした一冊──『赤目姫の潮解』 - 基本読書

    赤目姫の潮解 (バーズコミックス スペシャル) 作者: 森博嗣,スズキユカ出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2018/03/24メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る数ある森博嗣作品の中でも『赤目姫の潮解』は、イメージの奔流のような描写の数々、抽象から抽象へと流れるように話が/視点が繋がっていくスタイル、その詩的な表現の横溢によって多くの読者から難解であるとか、最高傑作であるとか言われている一冊なわけだけれども(でも一番多い言及は「百年三部作の最終作なのにミチルもロイディも出てこないじゃん! かも」)書はそのコミカライズ版である。 ちなみに、僕は迷わず「最高傑作」派だ。これほどまでに読んでいて心地の良い作品は他に存在しないし、こんな語り、描写のスタイルがあるんだ、やってもいいんだ、と気づかせてくれる、”小説の可能性”を広げる自由な一冊なのである。単行でも

    森博嗣の傑作を見事にコミカライズした一冊──『赤目姫の潮解』 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2018/03/26
    スズキユカの森博嗣コミカライズは外れがないから買わねば。
  • 『大泉エッセイ 僕が綴った16年』と水曜どうでしょうの面白さの本質について - 基本読書

    大泉エッセイ 僕が綴った16年 (角川文庫) 作者: 大泉洋出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー発売日: 2015/04/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る2015年も後半戦になってお前は何を言っているんだと思われるかもしれないが最近水曜どうでしょうを延々と観ている。これまでの人生で笑った総量と同じぐらいの笑いを既に水曜どうでしょうから引き出されているんじゃないかというぐらい笑って、この番組に出ているメインメンバー四人のことが愛おしくてたまらない。言わずと知れた大泉洋に、最近は映画監督やドラマ監督としての活躍も著しい鈴井貴之、チーフディレクターの藤村Dにディレクター兼カメラマンの嬉野Dが繰り広げる旅バラエティ番組。四人それぞれまったくキャラが違い(一人はカメラマンでほとんど喋らないが)それぞれに味がある。奇跡的な配役だ。 そろそろ見れる分につい

    『大泉エッセイ 僕が綴った16年』と水曜どうでしょうの面白さの本質について - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2015/08/12
    最新の水曜どうでしょうはロケスタッフが総勢16人になってる時点で面白さが完全消滅していたな・・・。4人でロケはもう無理なんだろうね。
  • にすいです。 冲方丁対談集 - 基本読書

    冲方丁の対談集だが、何が凄いってまずそのメンツが凄い。かわぐちかいじ、富野由悠季、井上雄彦、養老孟司、夢枕獏、伊坂幸太郎、天野喜孝、鈴木一義、中野美奈子、滝田洋二郎、山淳子……。かわぐちかいじとはその創作論おもしろく、富野由悠季は政治を語りまくり、夢枕獏とはいかにして書くか、書き続けるか、そして自由を得るかの話をし、伊坂幸太郎とは普通の同年代の友だちのような気楽な会話が読める。 やはりというかなんというか、なにしろ富野由悠季やかわぐちかいじと対峙しようというのだから、対談のていをなしていない、ほとんどインタビューのようになっている対談もある。が、それはそれで、冲方丁さんの作品の読み込みがすごく、むしろそんじゃそこらのインタビューアよりよほどしっかりとした聞き込みを行なっていて、その意味でも安心して読める。 創作論という意味で言えば、最初のかわぐちかいじと富野由悠季対談がとっても素晴らし

    にすいです。 冲方丁対談集 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2013/05/25
    『「家庭生活と仕事、どっちを選ぶの?」っていう話。仕事をするからやっと今の生活が成り立っているわけじゃないですか。頭に来て「じゃあ、いっぺん仕事がなくなるっていうことを経験してみやがれっ」』
  • 「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書) - 基本読書

    森博嗣先生の新刊。「これからの働き方」をテーマに書いてほしいという依頼を受けて書いた一冊とのことで、就活自殺やら、ブラック企業が〜社畜が〜といった仕事に関する悲観的な言質が多いが、そんな世界に生きている、これから生きていこうとする人へ向けたエッセイになっている。個人的には森先生が最近書いているノンフィクション群の中ではテーマ的に具体的で、今まであまり語られたことのなかったジャンルの話なのでいちばん面白かった。 仕事というのは、ほとんどの人にとっては今必要なものか、いずれ必要になるものであって、それだけ興味をかきたてられる人も多いせいか、自分なりの仕事幻想の投げつけあいで溢れかえっているように見える。ノマドが〜フリーランスが〜なんてのは序の口で、就活生がまるきりなれるはずのない職業を夢みていたり。 あるいはノマドを批判している人間も視点がまるっきり遠かったりする。グローバルなやり方を推進して

    「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書) - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2013/05/09
    『この社会で生きていくためには、呼吸をするように、トイレにいくように、ものを食べるように、やはり働くしかないということ。もう少し別の表現で言うと、生きていくには、「働くことが一番簡単な道」なのである』
  • ライトノベルの妹物について - 基本読書

    今日から3連休最終日まで徳島にいくので途中までだけどメモ的に残しておきます。タイムリミットまでできるところまで書こう。思いつきを並べているだけなので帰ってきたら続きを書きます。ライトノベルの妹ものについて。 ブックウォーカーというiPhone電子書籍アプリでラノベばっかり買っているという話はしたかもしれませんが、今も普段の読書の傍らラノベばっかり買って読んでます。5分しか載らない満員電車とか、も出せないような満員電車とかで重宝しておるのです。iPhoneだったら片手で持てるしね。で、最近読んだのがどっちも妹もの。 『この中に一人妹がいる』みたいなタイトルのヤツと『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』みたいなタイトルのヤツ。どっちもアニメ化作品でなるほど面白いって感じ。最初は絶対おもしろくないだろ……と思いながら買って読み始めたんですけどね。結局二シリーズ合わせて20巻近くあっと

    ライトノベルの妹物について - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2012/10/06
    妹モノラノベって読む気にならないな…。なんか不毛感がある。
  • 円城塔×中上紀トークイベント 『私が作家になった理由』創作を志す東大生へのメッセージに行って来た。 - 基本読書

    円城塔氏と中上紀氏、そしてコーディネーターとして如月かずさ氏を加えた三名が創作を志す東大生へあれこれ言うという内容で、夢や希望に溢れた話になっているかというとまったくそんなことはなく、小説家の絶望と苦境がのべられつづけるという創作志望者にはなかなかつらかったかもしれないトークショーでした。一番メッセージとして伝わってきたのは「創作を志すんだったら安定した職をゲットしてから志すべし」というもので、その理由も数多くあげられていて、どれも納得できるものでありました。 たとえば、30歳で作家になったとして、年2冊を出したとする。というかそれぐらい出さないと、生活していけない。そうした場合70歳で一応仕事をやめるとして、専業作家で生きていくためには80冊ものを出さねばならない。司馬遼太郎だったら出来るが、普通の人は80冊分も書くことが、果たしてあるのか? 「書きたいんです!!」と熱意を持っていっ

    円城塔×中上紀トークイベント 『私が作家になった理由』創作を志す東大生へのメッセージに行って来た。 - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2009/11/27
    娯楽がなくなることなんてないんだから心配しすぎなような気もする
  • 清涼院流水のここが凄い - 基本読書

    あまりにも世間での流水大先生の評価が低いのでなんとかして流水先生の凄さをわかってもらいたい。もはやこのサイトはただのサイトではあらず。今日から流水ファンサイトとして活動していってもいいぐらいである。コズミック・ゼロ刊行決定(のような気がする)に合わせてずっと前に書いたものをこうしてアップする。ここでは清涼院流水をまったく読んだ事がない人にもわかるように凄さを書いてく。 1.世界でただ一人の流水大説家である。 いわずもがな、大説といえば流水大先生であり流水大先生といえば大説である。今のところ大説をかけるのは流水大先生だけであり、世界で唯一の使い手である。大説とは自分もよくわからないのだが小説に対して大とついているのだから少なくとも小説よりはでかい枠で物語を捉えたものだということはわかる。流水先生によると大説はある意味で「声に出して読みたい文Show」らしい。また文章(文Show)も小説とは一

    清涼院流水のここが凄い - 基本読書
    kaitoster
    kaitoster 2009/04/13
    清涼院流水はネタは素晴らしいんだが、それをうまく料理する腕をもっていないのが残念なところ。そろそろプロデューサー業に専念した方が良いと思う。
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