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ブックマーク / lambamirstan.hatenablog.com (113)

  • 義兄の暴走(2) - 和尚さんの水飴

    寄進 十年ほど前に義母が亡くなった後、の兄弟姉妹は遺産相続で揉めました。空き家となった実家と預貯金。義兄は実家を処分することに大反対で、自分が実家を管理することと、管理費分として現金を多めに相続することを主張。兄弟姉妹の間での長い話し合いの結果、他の兄弟姉妹は根負けして義兄の言うとおりに事を進めることになりました。 ところが、今回に届いた手紙で、義兄が菩提寺に多額の寄付をしていたことが“発覚”しました。檀家向けの会報に自分の寄付の記事が掲載されたことが嬉しかったのか、手紙には会報のコピーが添えられていたそうです。そこには亡き両親から譲り受けた遺産をお寺に寄進したと書かれていて、これには不満を抱いていました。私は、菩提寺への寄付によって義兄の心が満たされるのであれば悪いことではないと思いましたが、他の兄弟姉妹からすれば、「話が違う」となるのでしょう。 自己中心度 は、今回の義兄の件で

    義兄の暴走(2) - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2024/06/06
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  • 芳しくないキャリア採用 - 和尚さんの水飴

    娘たちの転職観 先日、下の娘と若手社員の流出の話になりました。入社二年目の彼女は、今はまだ真剣に転職を考えているわけではなさそうですが、それでも転職サイトへの登録は済ませていて、キャリア採用の会社説明会にも足を運んでいます。チャンスがあればいつでも転職する気はあると言います。 上の娘は、実際に年明けに転職を果たしました。今の職場は自分に合っていると言いながらも、転職サイトの登録は続けていて、より良い条件の会社が見つかれば応募すると言っています。元来内向的だったはずの娘ですが、転職活動と、その結果、自分の希望する会社に入ることができたことが自信につながったのだと思います。 終身雇用が死語になりつつある中 ― すでに今の若い世代にとってそれは死語なのかもしれませんが ― 、二人の娘たちは、将来の転職の可能性を口にしていました。娘たちが平均的な若手社員像と断言はできませんが、私の勤め先の若手社員

    芳しくないキャリア採用 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2024/05/26
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  • 在宅勤務 その後 - 和尚さんの水飴

    事情聴取 私の勤め先で在宅勤務制度が導入されてかれこれ三年経ちましたが、会社は制度を縮小し“原則出社”に戻したい意向のようです。 私個人としては、のケアと仕事の両立を考えると、現在のように“原則在宅勤務”で働く方が都合が良く、仕事に支障を来しているわけでもないので問題を感じてはいません。 先日、課長からの病状や在宅勤務継続の必要性について聞かれました。私は家族の介護を優先しながら仕事をするには今のような働き方が最適だと答え、逆に会社は何を問題と捉えているのかを尋ねました。 おそらく、課長は部長に言われて私の様子伺いをさせられただけなので、こちらからの質問に答えるだけの情報は持っていないはず。そのことを知っていて、敢えて尋ねる私は少々意地悪だったかもしれません。 会社の思惑 会社が在宅勤務制度を導入したのは新型コロナの蔓延がきっかけとは言え、導入の検討はそれ以前から行なわれていました。新

    在宅勤務 その後 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2023/07/14
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  • 家事の公平感 - 和尚さんの水飴

    当番制からワンオペへ が抗がん剤の治療を開始すると決まった時、私と娘たちで相談して家事を当番制にすることを決めました。上の娘は就職したばかり、下の娘は大学二年生。三人で公平に負担を分かち合うことで全て上手く行くと考えていましたが現実はそう甘くはありません。 三人の誰かに急な予定が入って当番に穴を空けてしまうと、途端に公平感が失われてしまいます。家事そのものではなく、決めていたとおり進まないこと自体がストレスになります。無理に作った家事のルールのために家族の関係がギクシャクしてしまっては元も子もありません。 私がワンオペで家事をやろうと決めたのは、が治療に専念でき、家族がひとつになれる環境作りを考えた結果でした。は当初、私が意地になって家事一切を引き受けたと思い込んでいたようで、私の考えをに納得してもらうのには結構な時間がかかりました。 もちろん、私自身、当初からワンオペ家事を続けて

    家事の公平感 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2023/05/27
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  • 様々な真実 - 和尚さんの水飴

    信奉の反動 先日、会社のコミュニケーションタイムに先輩社員と雑談をしていた時に、最近亡くなった大江健三郎さんの話題になりました。 先輩は、大江さんの熱心な信奉者だったそうですが、沖縄での集団自決を取り上げたルポルタージュ、「沖縄ノート」が名誉棄損で訴えられた裁判と、大江さんの裁判への対応から、「大江信者ではなくなった」そうです。 恥ずかしながら、私は、中学生か高校生の時分に一度切り「沖縄ノート」を読んだだけで、また、裁判の経過については新聞記事で知った以上の情報を持ち合わせていなかったので、先輩のように憤慨することもありませんでした。 先輩が大江信者でなくなったのは、法廷で自らの主張を述べることが無かった大江さんの対応から、「沖縄ノート」そのものに対する信用が揺らいでしまったことが理由でした。 熱心な信奉者であればあるほど、自分が裏切られたと感じた時の反動は強いものなのでしょう。それは分か

    様々な真実 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2023/03/21
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  • トフラーとオーウェル(2) - 和尚さんの水飴

    1984 ジョージ・オーウェルの「1984」を初めて手にしたのも私が中学生の頃でした。アルヴィン・トフラーの「第三の波」は、情報革命がもたらす負の影響とともにそれを乗り越えるためのヒントを与えてくれましたが、「1984」で描かれた近未来には希望の光はありませんでした。 もっとも、未来学を扱った学術書とディストピア小説を同列に扱うのは間違いかもしれません。しかしながら、中学生の頃に私にとっては、フィクションだと分かっていても、オーウェルが描く近未来は生々しく、現実味を帯びたものに感じられました。 東西の冷戦下だった80年代。社会主義国家では監視や言論統制により国民は抑圧されて生きている一方で、日や西側の諸国では自由と人権が保障された恵まれた環境なのだと、私は教えられました。 それまで、学校や書籍を通じて得た情報や知識に疑問を覚えることのなかった私が、「1984」を読んで感じたことは、「果た

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    kaiyumaru 2023/03/18
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  • 歳を取ってからの気づき(2) - 和尚さんの水飴

    人並み 自分は人並みなのか、周囲の人間よりも優れているのか、劣っているのか – 他者と自分を比較しても、それで自分が変わるわけではなく、また、他者に対する優位性だけを求めて努力するというのも末転倒です。 自分が誰かを羨んでも妬んでも、立場を入れ替えられるわけではありません。誰かの真似をしても、それで心が満たされるものでもありません。 子どもの頃、友人が新しいおもちゃを手に入れると、それと同じ物を親にねだった経験がありますが、今思えば、それは当に自分が欲しかった物ではありませんでした。他者が持っている物は自分も持っていたい ‐ 子供心ながら、横並びの心理が働いたのでしょう。 人並みでありたい、出来れば他者よりもせめて頭一つ抜けていたい - 若い頃の私は、自分は決してそんなことは考えていないと否定しつつも、心の奥底で足許の土台が崩れ落ちないように必死にもがいていたのだと思います。 そうでな

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    kaiyumaru 2023/02/11
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  • 歳を取ってからの気づき(1) - 和尚さんの水飴

    物の価値 年長の方からのアドバイスが身に染みて分かるようになるのは、実際に自分が歳を重ねてからなのだと思います。頭では理解しても実感が伴わなければ、行動に移すことはなかなか出来ません。ある日、はっと気づいて過去の自分を恥じたことが何度もあります。 新入社員の頃、複数の会社が共同出資して立ち上げた関連会社に出向になりました。私の上司は総合商社からの出向者だったのですが、その人から私は仕事人生訓を教えられました。 今の私が自分の中で反芻し、また、自分の娘たちの伝えようとしていることの多くは、その人からの受け売りです。 自分が一生でどうしても手に入れたいもの、実行したいことの優先順位の大切さ。その人から何度も言われたことでした。結婚したばかりの私は、とともにキャッシュフロー表を作りはしたものの、それは単に長期的な収支計算を眺めるため以上のものにはなっておらず、生涯収入を想定して私たちの優先順

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    kaiyumaru
    kaiyumaru 2023/02/09
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  • 慶弔予算 - 和尚さんの水飴

    家計簿 新年も半月余りが過ぎてから、今年の家計予算を立て忘れていたことに気がつきました。例年なら十二月に入ると何度もページを捲ってヨレヨレになった家計簿を読み返しつつ、と新年の家計予算の作成に取り掛かるのですが、今年はまだ昨年十二月分の家計簿も締めないままとなっていました。 今は日々のお金の出入りは私がアプリで管理していて、それをが週単位あるいは一か月分まとめて手書きの(!)家計簿に転記してつき合わせをしています。 以前は、家計の管理はに任せ切りでした。結婚以来、は手書きの家計簿を使い続けていましたが、闘病開始を境に私が家計管理を行なうことにしました。 ところが、は私に家計を任せることに不安を感じたのでしょう。体調の良い時に自分でも家計簿をつけることを続けて今に至ります。 の家計簿は、外した際のメニューや美術館のチケットの半券をスクラップして、簡単なコメントを書き添えたりして

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    kaiyumaru
    kaiyumaru 2023/01/23
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  • 良い眠り - 和尚さんの水飴

    良い眠り 三年前に体調を大きく崩した時、診察を受けたお医者さんから睡眠不足を指摘されました。当時の平均睡眠時間は三時間から四時間程度でした。 私は学生時代からショートスリーパーで、それが自分に合っているのだと思い込んでいました。ただ、今振り返ってみると、体調を崩す前の数年間は、布団に入ってもすぐに寝付くことが出来ず、睡眠の“質”は良くはありませんでした。 その後、睡眠時間を増やすよう努力してきて、今では六時間前後は眠れるようになりました。何よりも目覚めた時にぐっすり眠れた充実感を得られるようになったことから、睡眠の質も確かに向上しているのだと思います。 当初は、夕や入浴の時間を早めにしたり、布団に入る前のルーティンをいろいろ試したりしましたが、今は、寝る前の瞑想タイムなども不要で、布団に潜り込むと数分で眠りに落ちます。こんなに簡単に眠りに就くことが出来るのは学生時代以来かもしれません。

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    kaiyumaru
    kaiyumaru 2023/01/15
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  • 介護考(2) - 和尚さんの水飴

    同居反対 私は二週に一回の頻度で母の様子見をしてきましたが、コロナ禍以前は、仕事の都合でに代わってもらうこともしばしばありました。結婚当初から、は実の息子である私よりも母と馬が合い、嫁姑問題とは無縁で、将来母と同居するのも厭わないことを口にしていました。 他方、母は、「誰の世話にもならない」と言うのが口癖でしたが、もし、私たちとの同居を申し出たらどのような反応を示したでしょうか。最終的には提案を受け入れたかもしれません。 の母への気遣いは有難いことでしたが、私は親との同居に反対し続けてきました。三十年近くも別々に暮らして来た者同士が一緒に暮らせば、改めて共同生活のリズムを立て直さなければなりません。 また、同居後に、母の介護が当に必要になった場合、共働きだった私たちは、それぞれの仕事をどうするのかも考える必要がありました。 それ以上に、私としては、良好なと母との関係が、同居後にギ

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    kaiyumaru 2023/01/11
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  • 介護考(1) - 和尚さんの水飴

    呆気無い最期 過去の記事で何度か触れましたが、私の父親は六十六歳でこの世を去りました。事業を畳んで、地方の観光地に終の棲家を構え、母と二人の老後生活を楽しめるようになって六年足らず。その最期は呆気無いものでした。 当時私は海外駐在中で、クリスマス間近に長女が生まれました。お互いの親に孫の顔を直接見せられない私たちは、娘の写真を日に送りました。しばくして、義母からは写真が届いたとの電話が来ましたが、私の親からの連絡はありません。 きっと電話が来るのを待っているのだろうと、私は両親に電話をしました。普段電話口に出るのは母親でしたが、その日はたまたま父が電話を取りました。他愛の無い話の後、長女の写真を送ったことと、もう少し暖かくなったら一時帰国することを伝えて電話を切りましたが、私にとってそれが父との最後の会話になりました。 その翌日、仕事中の私に母から、父の死を知らせる電話がかかってきました

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    kaiyumaru 2023/01/07
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  • 大晦日 - 和尚さんの水飴

    在宅勤務での仕事が主になってからの二年余りで、家の中の様子が大きく変わりました。それまで、共働きで平日は留守にしていることがほとんどだった我が家は「片付かない家」でした。 それが、の闘病生活で様子が一変しました。にとっては我が家が病室でした。新型コロナの蔓延が拡大している最中でもあったことから、お医者さんからは、免疫力の弱っているに感染させないように注意することが大切だと言われました。 さすがに家を無菌室のようには出来ませんが、可能な限り家の中を清潔に保つにはどうしたら良いか自分なりに考えた結果、念入りに掃除することと、手に触れる場所を徹底的に消毒することにしました。今では、家中を神経質に消毒して回ることしませんが、それでも毎日の掃除を欠かさなくなりました。 にとっても、私や娘たちにとっても、一番長く過ごすこととなった我が家を如何に心地いい場所にするか ‐ それを考えると自ずと掃除

    大晦日 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2023/01/01
    新年明けまして御目出とうございます、旧年中は大変お世話になり有難うございました、本然も昨年同様宜しくお願い申し上げます
  • 自主隔離生活 - 和尚さんの水飴

    発熱 先週、月曜日の昼くらいから悪寒と倦怠感を覚えたため、熱を測ってみると思いのほか高く、午後休暇を取って地元のPCR検査センターで検査を受けました。結果が判明するのは翌日でしたが、帰宅後、私は寝室で自主隔離生活を始めることになりました。 この二年余り、新型コロナに感染しないよう用心に用心を重ねてきたはずでした。闘病中のはもちろんのこと、娘二人にも感染防止については口が酸っぱくなるほど注意していた当の人が感染してしまったとなっては、そして、それが家庭内感染に広がってしまったとしたら、悔やんでも悔やみきれません。 外出時にはマスクを着用し、帰宅後は手洗い・うがいを徹底していたにも拘わらず、完全に感染を防止することはやはり無理なのでしょうか。あるいは、私が気づかないうちにどこかで軽率な行動を取っていたのかもしれません。 その日、私が帰宅した時には、寝室に布団が敷かれ、枕元には水筒やのど飴が

    自主隔離生活 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2022/12/22
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  • 内緒の話(1) - 和尚さんの水飴

    言わない約束 今でも家族の間で笑い話のネタになるのエピソードがあります。 下の娘がまだ幼稚園に上がる前、がとある資格試験にめでたく合格しました。私はが以前から欲しがっていた財布をお祝いに買うことを思い立ちましたが、平日は時間が無かったため、週末にこっそりと買い出しに出かけることにしました。 当時、上の娘がピアノを習っていたので、が娘の付き添いで出ている間に、私は下の娘とショッピングへと繰り出しました。目当ての品物はすぐに手に入り、よりも先に帰宅した私はサプライズのプレゼントを押し入れの隅の方に隠しておきました。下の娘には、プレゼントのことは内緒だと言い含めました。 しかし、と上の娘が帰って来るや否や、下の娘はそわそわし出して何かあることは誰が見ても分かってしまう様子でした。それでも娘は何とか内緒の約束を守ってくれました – と私が思っていただけなのですが。 夕を終えて、頃合いを

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    kaiyumaru
    kaiyumaru 2022/06/30
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  • 危機感と現実の問題 - 和尚さんの水飴

    あちらとこちら 社員の意識調査を題材に部内でディスカッションをすると言う話がありました。先週、部員を4~5名ほどの三つのチームに分けて議論しました。 lambamirstan.hatenablog.com 私は部長に議論への参加を促しましたが、自分がいない方が忌憚の無い意見も聞けるだろうと、もっともらしい理由を挙げていましたが、明らかに腰が引けていました。 会社では、組合員が管理職を「あちらの方」と皮肉たっぷりに言うことがあります。この間までの同志が、幹部社員になった途端に経営陣の顔色を窺い、一般社員の気持ちを蔑ろにするようになることが往々にしてあるからなのですが、管理職が全てそういう人間と言うわけではありません。 ただ、この会社に長く勤めて来た一人として私が想像するのは、この種の議論に管理職が参加して、経営陣に対して辛辣な意見を上げた場合に、部署の長としての立場が揺らぐ可能性があると言う

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    kaiyumaru 2022/06/25
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  • 共同生活のルール作り - 和尚さんの水飴

    続く治療 闘病中のは、5月の連休以降血液検査の数値が良くないことから、約1か月半の間抗がん剤による治療を中断していましたが、今週から投与する薬を体への負担が少ない分子標的薬に変えて治療を再開することとなりました。 主治医の先生からは、今度使う薬は副作用がほとんど無いため、投与後の生活には支障が無いとの説明がありました。今後は血液検査の結果と相談しながら、元の抗がん剤に戻すかどうかの判断をするそうです。 抗がん剤の投与を中断していた間、は倦怠感や発熱などの副作用から解放された普通の生活を楽しむことが出来ました。頭髪も生え始め、肌のかさつきも改善されました。 の頭髪が元の長さに戻るにはまだまだ時間がかかりますが、ウィッグ無しでの外出が待ち遠しいとが呟いたのは、治療の先にある近い将来への期待の表われなのでしょう。 ががんの治療を開始したのは一昨年の夏のことです。途中、手術を挟んで2年近

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    kaiyumaru 2022/06/19
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  • 会社の思惑 社員の思い - 和尚さんの水飴

    言うことを聞かない社員 私の勤め先では4月1日が大規模な人事異動のタイミングなのですが、年々人のやり繰りに苦慮する度合いが高まっているようです。 それは、単に人手不足だけでは無く、転勤や駐在、あるいは昇格を拒む社員が増えつつあることも理由のようです。 転勤拒否と聞くと、私くらいの年齢だと「業務命令違反」とか「懲戒処分」と言う言葉が頭に浮かびますが、今の時代、会社の命令にかつての権勢はありません。 労働組合からの申し入れや世の中の流れで、会社は従業員の個人的な事情や意向を考慮して、働き方の多様性を認めた上で異動を考えると社員に約束したので、自ら約束を反故にすることは出来ません。 その結果、候補の社員が異動に難色を示すと、直属の上司やそのまた上の上司が宥めすかして社員に翻意を促すことになるのですが、それでも埒が明かなければ“次を当たる”しか手は無くなります。異動を拒否した社員は懲戒処分とはなら

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    kaiyumaru 2022/06/13
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  • 気持ちを留め置く場所 - 和尚さんの水飴

    つながり続ける世界 今のご時世、携帯電話を持たない人を探すのは難しいと思います。私の母は、その“探すのが難しい”部類に属しています。 母は八十半ばで独り暮らしの身なので、何度か携帯電話を持つように促したのですが、「固定電話で十分」と言い、息子の言葉に聴く耳を持ちません。結局、月に数回私たち家族が様子伺いの電話を母にかけることになります。私との会話は5分足らず、その後、に代わって、最後は娘たち。女性同士の話は尽きることが無いのですが、今もって不思議でなりません。ともあれ、母にとっては、義理の娘や孫たちとの長話が少ない楽しみの一つなのでしょう。 他方、家族がそれぞれ持っている携帯電話ですが、電話来の使い方はほとんどしません。帰宅時間の知らせや買い物のお願いなどはすべてメッセンジャーアプリでのやりとりです。当に便利な世の中です。 以前、私が会社支給の携帯電話を持たされていた時は、文字通り携

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    kaiyumaru 2022/06/10
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  • 妻の時給、夫の時給(2) - 和尚さんの水飴

    lambamirstan.hatenablog.com 共同生活の損得 結婚同棲を始める時に、共同生活のメリット・デメリットを慎重に検討する人もいるのでしょうが、私たち夫婦の場合、結婚そのものがその時の勢いに任せたところがあり、婚前の同棲期間もありませんでしたので、共同生活のシミュレーションなど全くせずに番に突入してしまいました。 その結果、毎日が試行錯誤の連続となりました。今でこそ我が家の家事分担は“出来ることを出来る方がする”ことになっていますが、結婚当初の私たちは、ちょっとしたことで衝突を繰り返していました。 は、結婚後すぐに派遣会社に登録して仕事を始めました。当時のことをは今でも口にしますが、私の給料だけでは覚束なかったため仕事をじっくり選んでいる場合ではなかったのだと言います。 夫婦共働きの生活とは言え、私の帰宅時間はほぼ毎日深夜でした。家事を平等に負担したくても平日は全

    妻の時給、夫の時給(2) - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2022/06/02
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